少年のような歌声で聴かせる、 ファンキーなエレクトロ・ポップ

  • 文:山澤健治
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『プロスセティク・ブームボックス』コーラ・ボーイ PCD-22441 Pヴァイン ¥2,420(税込)

【Penが選んだ、今月の音楽】

2018年のデビューEPでクラブ/インディ・シーンの注目を集めた、US西海岸シンセ・ポップ・ファンカーの第1作。アヴァランチーズの客演返しが実現した4つ打ちフレンチ・ディスコを皮切りに、煌びやかな80sダンス・ファンクや甘美なディスコ・ブギーなど、キャッチーでチアフルなダンス系エレクトロ・ポップが目白押し。身体の先天的障害のため気道が短く、少年のような声質の歌声なのだが、それもチャーミングな聴き心地を醸成する。ボーナストラックとしてデビューEPの全5曲を収める値打ち盤。

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