1983年にシンガーソングライターとしてデビューしてから「十人十色」「格好悪いふられ方」などヒット曲を連発し、現在はニューヨークを拠点にジャズピアニストとして活躍する大江千里。彼がジャズピアニストに転身してから7枚目となるオリジナル・アルバム『Letter to N.Y.』が7月21日に日米同時発売される。
コロナ禍のニューヨークで自身もワクチン接種によるアナフィラキシーショックに見舞われれるなどの出来事があった中、今作はそのタイトル通り、2021年のニューヨークへ、そして世界に向けて贈る音楽の手紙であり、希望のサウンドトラックだ。
収録されているのは、ステイホームが続く中で「距離や時間を超えて一緒にいられる強さ」をテーマに制作し、昨年5月にAP通信の特集「コロナ禍の中つくられた40曲」にも選ばれ話題となった「Togetherness」を含む全11曲。さらに、PCの音楽ソフトにある音色やループだけで完成させた新境地を感じさせる先行トラック「Out of Chaos」をはじめ、意欲的な曲が揃っている。新進気鋭のイラストレーターの水川雅也によるジャケットにも注目したい。
また本作は、ソニー・ミュージックダイレクト内に「音楽の喜びを、すべての人へ」という思いを込めて名付けられた新レーベル“ALDELIGHT(アルデライト)”の第一弾リリースとなる。
混沌としたいまの世界に想いを馳せながら、これからの未来へと踏み出すために──。大江自身が”Electric Senri Jazz”と銘打った新しい挑戦がここから始まる。
大江千里『Letter to N.Y.』スペシャルサイト
https://www.110107.com/s/oto/page/LTNY