2021年7月10日(土)~7月25日(日)まで、画廊くにまつ青山では「岩田壮平 藤原由葵 2人展」を開催中。日本画の岩田壮平、油画の藤原由葵という、多くのコレクターに注目される若手実力派のふたりが今回、新作を6点ずつ発表する。
岩田は情熱の赤色を多用して描く「花ばな」、藤原はシュールでグロテスクな「人や生き物」を描く。その個性と作風はある域では同じであり、ある域では反目し合う。生まれ育った土地も、絵画を学んだ土地もそれぞれ異なる2人の共通点は、同じ生れ年であるという点だけだ。初めての2人展、どのような競演を見せてくれるのだろうか。ぜひ足を運んで体感してほしい。
岩田壮平略歴
1978年 名古屋市に生まれる
2002年 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科絵画専攻日本画修了
2015年 第6回 東山魁夷記念 日経日本画大賞大賞
2016年 回顧展「ー野馬荘という名の画室よりー」(佐藤美術館)
2019年 植物の力 拡大する日本画 岩田壮平=浅見貴子展(香川県立東山魁夷せとうち美術館)
2020年 画集『cycle』刊行
『朱頂蘭』岩田壮平コメント
「絵を描くということは、自己の記憶をもとに夢を描くことです。
自己の記憶とは、自らが過ごした今までの出来事。自らとなるためとDNAに継ぐ記憶。
即ち、それを考察し深く探り、先の未来を観る。
絵を描くということは、私と私から繋がる彼方へ夢を観ることなのです」
藤原由葵略歴
1978年 静岡県生まれ
1986~2016年 杉山照治、瑛子師に師事
2006年 東京芸術大学大学院博士後期課程絵画専攻油画研究領域修了博士美術学位修得
2006年 「藤原由葵展」佐藤美術館(東京)
2010~11年 文化庁新進芸術家海外研修制度1年派遣研修員
2015年 「画家 藤原由葵 ここに生息!」駿府博物館(静岡)
『Birth and Death』藤原由葵コメント
「人間界では人も動物達も無能であれば普遍的に排除される。雄雛の生誕即殺処分。雌鶏の退職後の処分。ウイルス感染時の大量殺処分。
大半の鶏にとって、地球は地獄? 孵化前の雄雌鑑別可の普及が改善策?」
『岩田壮平 藤原由葵 2人展』
開催期間:2021年7月10日(土)~7月25日(日)
開催場所:画廊くにまつ青山 / gallery KUNIMATSU aoyama
東京都港区南青山2-10-14 Aoyama Annex 1F
TEL:03-3470-5200
開廊時間:12時~19時(月~金)、12時~18時(土、日、祝日)
無休
無料
※臨時休館や展覧会会期の変更、また入場制限などが行われる場合があります。事前にお確かめください。
www.gka.tokyo
https://paintings.stores.jp