アメリカまで活躍の場を広げた有名人は数多いるが、その中で現地でもよく知られているのは誰だろうか? 見えてきたのは、日本でもお馴染みのこの3人だった。
松井秀喜
アメリカで有名な日本人野球選手といえば、ダントツでこの人。2002年にニューヨーク・ヤンキースと契約して、快進撃を始めると一躍時の人に。09年にワールドシリーズ優勝を経験し、日本人初の、アジア人としても初となるワールドシリーズMVPに輝いた。その時のインタビューは通訳を介したものだったが、英語が話せなくてもそこはアメリカ、誰も文句を言う人は存在せず。最後に「アイ・ラブ・ニューヨーク! アイ・ラブ・ヤンキース!」と叫ぶと、会場は熱気に包まれた。
近藤麻理恵
歴史的に見ても、「コンドーイング」と日本人の名前が英語で動詞化したのは初めてでは?というくらい、普及した近藤麻理恵の片付けメソッド。2019年にネットフリックスで始まった、近藤が片付けの仕方を伝授する番組は大ヒット。「心がときめかない物は捨てる」方法は社会的現象にもなった。自分で片付けをする文化がなく、ハウスキーパーを雇う習慣があるアメリカでは、「片付け」に着目したアイデア自体が新鮮だった。意外にも中年男性の間で人気を博すことに。
渡辺直美
アメリカ人にも発音しやすい名前から、フルネームで名を知られている日本人。2019年に拠点をニューヨークに移してからは、街を歩くたびに「ナオミ~!」と声をかけられている。ファンキーなファッションとぽっちゃり体形がキュートだと、若い世代やアジア系を中心に大人気。ハイブランドのファッションショーやケイト・スペードの広告、USヴォーグのユーチューブで、自身のメイクを公開したビデオに登場したことで、ファッション業界での注目度はさらに高まっている。