伝説的デザイナー倉俣史朗の知られざる傑作ランプ「SAMBA-M」が復刻!

  • 文:Pen編集部
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光量は3段階、一番明るい段階で連続6時間の点灯が可能。photo : Nacása & Partners.

田村奈穂デザインの「TURN」をはじめ、近年さまざまな照明を発売しているアンビエンテック 。「ギャラリー田村ジョー」と協業し、今年で没後30年を迎えた倉俣史朗のデザインによるプロダクトSAMBA-M(サンバ エム)を復刻させた。

SAMBA-M は、1988年に東京、パリ、ミラノを巡回した展覧会「IN-SPIRATION」 で発表されたもの。既存の概念にとらわれない新しい照明デザインを提案する、国内外の20組以上の若いクリエイターが参加した同展には、まだ無名だったロン・アラッド、ザハ・ハディドなども参加。倉俣は当時、監修・会場構成を担当し、オープニングパーティで赤く点灯させたSAMBA-M にシャンパンを注ぎゲストを驚かせた、というエピソードが残っている。このプロダクトは当時の最新技術だった赤色発光ダイオードをガラスで包むことでポータブルを実現。しかし製造が困難で大変高価だったため極少数が世に出たのみだった。

今回の復刻版では、アンビエンテック独自の技術によってコードレスや防水の機能を実現。リチウムイオン電池による長時間使用で使い勝手を大幅に向上させている。倉俣の知られざる傑作を、まずはその目で確かめてほしい。


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繊細なガラスでできたプロダクトだ。photo : Hiroshi Iwasaki

充電器において約3時間で充電される。photo : Hiroshi Iwasaki

本体の大きさは外径が約8cm、高さが約21.2cm。photo : Hiroshi Iwasaki

●問い合わせ先/アンビエンテック 045-441-0082