福岡・太宰府天満宮宝物殿では、写真家のホンマタカシの新作映像「鬼と白い馬」を4月24日から8月1日まで公開する。これは2015年に開催した第9回太宰府天満宮アートプログラム ホンマタカシ「Seeing Itself―見えないものを見る」で、ホンマが被写体として選んだ御神馬「白梅号(通称シロちゃん)」を撮り続けて完成した作品だ。
太宰府天満宮「神幸式大祭」での姿と蹄鉄の交換に注目した前作「蹄鉄とシロちゃん」に対し、今回は火祭り「鬼すべ神事」の最中に馬小屋の中で休んでいる御神馬の様子を無人カメラで捉えるという、ホンマの好奇心が発端となったもの。
また、御神馬に縁ある境内3カ所にホンマが撮影した白梅号のパネルを設置し、来場者が散策できるよう展示MAPでの案内も行う。プロジェクトの帰着点を見届けながら、撮られたその姿を通して生前の白梅号に思いを馳せてみたい。
ホンマタカシ「鬼と白い馬」
会場:福岡県太宰府市宰府4-7-1 太宰府天満宮宝物殿 企画展示室・境内
開催期間:2021年4月24日(土)~8月1日(日)
開催時間:9時〜16時30分(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般¥500(税込)
TEL:092-922-8551
https://keidai.art
※開催日時・内容などが変更となる場合があります。事前の確認をお薦めします。