ベゼルの外周は丸型だが、内側をクッションスタイルにカット。ひと目見たら忘れられない独特のダイヤルをもつピアジェのスポーツウォッチに、フルスケルトンのモデルが追加された。コレクションの新顔となる「ピアジェ ポロ スケルトン」は、いわゆる透け感というよりも、複雑な機械式腕時計の内部をダイナミックにデザイン。精緻なメカニズムがもたらす躍動感が際立った特長といえるだろう。
ダイヤルの6時位置ではテンプが往復して秒を刻み(毎秒6振動)、心臓の拍動を感じさせる。そのエネルギーを供給するのは、9時位置に配されたピアジェのロゴ入りマイクロローター。小型ながらも腕の振りでスムースに回転しながら12時位置のゼンマイを巻き上げていく。ローターの裏側にはピアジェの誇り高き紋章が刻印されている。これらの機構を生き物のように滑らかな曲線を持つブリッジが連結。ピアジェ・ブルーとスレートグレーに塗装された2タイプが用意されており、ブルーは若々しい華やかさ、グレーは落ち着いた紳士らしい知的な気品が漂う。
それだけでなく、メゾンの伝統的なこだわりである「極薄」も追求しており、厚さが僅か2.4㎜のムーブメント「キャリバー1200S1」を開発。これを搭載することで、ケース厚も6.5㎜に抑えている。
「ピアジェ ポロ」は1979年に登場。乗馬による球技の名称をもつ画期的な高級スポーツウォッチとして人気を高め、2016年には「ピアジェ ポロS」として現代的にリファインされている。この「S」はケース厚が9.4㎜なので、約30%のスリム化を実現。コレクション史上最薄のムーブメントでありケースということになる。
さらに、「ビアジェ ポロ」の代名詞ともいえるH型のブレスレットは、インターチェンジャブルを採用。付属するアリゲーターストラップと簡単に交換できるので、2つの異なる雰囲気を堪能できるのはもちろん、旅先でもシーンによって自由に使い分けられる。宝飾分野でも知られる老舗マニュファクチュールならではのハイレベルなスケルトンといえるだろう。
問い合わせ先/ピアジェ コンタクトセンター TEL:0120-73-1874