上海と北欧、心温まる出会いを描いた映画『世界で一番 しあわせな食堂』。

  • 文:細谷美香
Share:

©Marianna Films

【Penが選んだ、今月の観るべき1本】

かつての恩人を探して、上海からフィンランドへとやって来たシングルファーザーのチェン。フィンランド人女性シルカが営む食堂を手伝い始めると、彼の料理が大評判に。ふたりの距離も縮まるが、帰国の日が近づく。ミカ・カウリスマキ監督が母国を舞台に描く、異国のカルチャーが交錯する人間ドラマ。医食同源をモットーにした料理の数々が目にもおいしく、過去や違いを認めていく物語が心に温かな火を灯す。



そっくり過ぎ? 「歴代アメリカ大統領」の着こなしまでよくわかる6本の映画。

伝説の映画『クラッシュ』の4K無修正版公開に合わせて見たい、鬼才クローネンバーグ監督のおすすめ作品3選。

神の子の光と影を映し出す『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』。

『世界で一番 しあわせな食堂』
監督/ミカ・カウリスマキ
出演/アンナ=マイヤ・トゥオッコ、チュー・パック・ホングほか 2019年
フィンランド・イギリス・中国合作映画
1時間54分 2月19日より新宿ピカデリーほかにて公開。
https://gaga.ne.jp/shiawaseshokudo/