道具にこだわることで、自宅で楽しみながら働く環境ができあがる。仕事の質を高めるユニークなガジェットから、五感を刺激するアイテムまで。机上を快適にする心強い味方を紹介します。
1. 高画質ミラーレスカメラで、美しいプレゼンテーションを。
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高画質ミラーレスカメラで、美しいプレゼンテーションを。
フルサイズミラーレスカメラとして世界最小最軽量の「シグマ fp」。表現力に定評のあるカメラだが、付属するUSBケーブル1本でパソコンと接続すれば贅沢なことにウェブカメラとしても使用ができる。
複雑な操作は必要なく、接続後はカメラで「ビデオクラス(UVC)」モードを選択するだけ。スイッチをCINEに切り替えればオンラインミーティングに適した16:9の画面サイズに変わる。HDMIケーブルも使用可能だが、USBケーブルの接続で最大4Kの解像度で映像を取り込むことが可能だ。模型やスケッチを使ったモニターごしでの提案において、表現を的確に伝えるカメラの描写力はうれしい。純正の電源アダプターを挿入すると、コンセントからの電力供給で時間を気にすることなく稼働する。
肩に載せて楽しむ、迫力の音像表現。
近頃注目を集めるのが、肩にのせるだけで臨場感のある音に包まれるウェアラブルネックスピーカーだ。ソニーの「SRS-WS1」は、振動体感が映画やゲームの視聴に向くと高い評価を集めている。一方で、耳に圧迫感なくストレスフリーにオーディオを楽しむのにもすすめたい。
本体重量は約335gだが、首から肩にかけてフィットする形状により軽い装着感を実現する。肌に触れる部分は防汚性を備えたファブリックで肌触りが良い。操作ボタンは先端の左右内側にあり、右は電源ボタンと弱・中・強の3段階からなる振動ボタン、左に+と-からなる音量調整のボタンを備える。ワイヤレスの使用には送信機を必要とするが、有線であればスマートフォンにも接続が可能だ。仕事中はもちろん、その後は映画やゲームを楽しむのにもいい。自宅での仕事だからこそオン・オフの切り替えが重要だが、そのどちらにも心強い味方になってくれる存在だ。
昇降式デスクいらずの、可動式パソコンスタンド
自宅での仕事でもパソコンと向き合う時間は長くなりがちだ。長時間の作業で同じ姿勢をとると負担も大きい。そんな時は昇降式デスクをもたずとも作業中に姿勢を変えることができる折りたたみ式ノートパソコンスタンドがあるといい。うつむいて使用することになるノートパソコンのモニターを好きな高さに調整し、負担の少ない姿勢を探りたい。
サンワサプライの「CR-39」は高さや角度を自由に調整できるほか、35cmまで昇降可能なアームを伸ばせばスタンディングで作業もできる。しっかりしたアルミ製でガタつくことなく、ストレスフリーに使える。ノートパソコンのみならず、タブレット機器の設置にも向いている。ワイヤレスキーボードやマウスを接続すれば、いずれもデスクトップパソコンのように使用できる。またコンパクトに折りたためるので、持ち運びも簡単だ。
人もモノも明るく照らす、万能クリップライト
オンラインミーティングでモニターに映る自身の顔を明るく健康的に。そんな願いを叶えてくれるのが、サンワサプライのLEDリングライト「200-DG020」だ。
直径16cmのサークル状ライトは72灯のLEDライトを備え、電球色、昼白色、昼光色の3つの色温度をスイッチひとつで選ぶことができる。ダイヤルで光量そのものも調整も可能だ。2つのポートが備わっており、一つは時間を気にせず使用可能な常時給電用ポート、もう一つはケーブルレスでの使用を可能にする充電用ポート。人物を照らすだけでなく被写体の撮影にも最適で、スマートフォンやパソコンなどに取り付け便利なクリップ式は状況に応じた使い分けも簡単だ。LEDライトはぐるり360°の回転、上下の角度調整もできる。
音と光が踊る個性派スピーカーで、空間を彩る。
自然の風を再現する扇風機やパンを美味しく焼き上げるトースターなどで知られる家電メーカー、バルミューダ。彼らのワイヤレススピーカー「バルミューダ ザ・スピーカー」は、音とともに光を奏でる。
透明度の高い有機ガラス製チューブは真空管を思わせるが、内部にはまさに真空管そのもののような3基のチューブ型LEDユニットを内蔵する。「バルミューダ ザ・スピーカー」は独自のアルゴリズムによりわずか0.004秒で再生中の音楽を解析し、音楽にあわせてLEDユニットが輝く。光り方はダイナミックなビート、抑揚のあるアンビエント、そして音と関係なくロウソクのように灯るキャンドルの3つから切り替えが可能。スピーカーユニットは上向きで天面に搭載される無指向性スピーカーで自由度が高く、仕事中に背景で音楽を流すのに最適だ。身近に置くよりも、パソコンからふと目を離した時に音楽のグルーヴとともに明滅する光に気づく距離感で使うのが音も光も楽しめそうだ。耳に目に楽しいユニークなスピーカーがワークスペースの相棒になってくれる。
付箋感覚で使える、エコロジカルな電子メモ
ふとしたメモに使う付箋も、これを機会に電子メモパッドにしてはどうだろう。キングジムの「ブギーボードBB-12」は、まさに付箋とほぼ変わらぬサイズで使い勝手が抜群だ。
右側のスリットに差し込まれたスタイラスペンで感圧式のLCDパネルに書き込むと、使い手の筆圧を再現するなめらかな書き心地で文字も絵も自在に書ける。ボタンを押せば簡単にパネルはもとに戻り、交換可能な電池1つで約3万回の消去が可能だ。手のひらに収まるサイズで薄く軽量。マグネットで金属面に貼り付けもでき、付属する粘着テープ付きマグネットシールを貼れば金属面ではなくとも貼り付けができる。自宅のワークスペースはもちろん、室内のどこでも使え、持ち歩くにも便利だ。
パソコンにつないで、集中力を高める香りを。
自宅での仕事こそ気分転換は重要だ。音楽を楽しむのもいいが、香りで気分を変えるのはどうだろう。プロダクトブランド、ウィークエンドのアロマディフューザーは机上にすっと馴染みながら深い香りで心地よくリラックスさせてくれる。
パソコンとも相性がよいミニマムなアルミ製ボディに載るのはエッセンシャルオイルを受ける陶板だ。飛騨の窯元で制作されたものでソリッドな金属ボディに天然素材の温かな表情が好相性を成す。USBでの充電も可能だがパソコンに繋いでの使用も可能。電源を入れるとゆっくり香りが広がり、作業の傍らに自然と馴染む。陶板は取り外しができて洗浄が可能。付属する陶板の他にもグラフィカルに加工された陶板やバイカラー、素材の表情を活かした陶板を別途販売しているので、好きなものに交換できる。オリジナルのエッセンシャルオイルも発売されたばかりなので、まずはその香りから楽しむことを薦めたい。
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2020年10月15日号 Pen「WORK AT HOME 家で働く、心地よく。」の記事を再編集しております。掲載した商品は、完売している場合がございますので、事前にメーカー確認を推奨いたします。