時計ファンだけでなく業界関係者を含めた時計界全体で、パルミジャーニ・フルリエの評価は非常に高い。ブランドを率いる時計師ミシェル・パルミジャーニは、時計をつくることよりはるかに難しい古典時計の修復師として才能を認められ、モーリス・サンド・コレクションで知られるサンド・ファミリー財団がブランド設立を後援した。パルミジャーニ・フルリエは特別なマニュファクチュールなのだ。
時計ファンが絶対の信頼を置くそのパルミジャーニ・フルリエが今年7月、新しいライン「トンダ GT」を発表。いよいよこれから、世界展開が始まる。ビッグデイトを備えた文字盤はギョーシェ仕上げで、ブルーが凛々しい。ドレスウォッチでみせる気品を保ちながら、あえてラバーストラップ版とブレスレット版からリリースした。しかも、強力な100m防水。アクティブなセットアップは「極上ブランドのデイリーウォッチ」という新機軸を強く印象付ける。
ケースは18Kローズゴールド製と、サテン仕上げのステンレススティールの2種類が用意されている。全体のデザインには、著名な外部デザイナーのディノ・モドロが起用された。基本のフォルムは「トンダ クロノール」(2017年ジュネーブグランプリでクロノグラフ部門賞を受賞)を踏襲しながら、随所に現代的なモディファイが施され、統一感のある仕上がりが魅力的だ。
アニュアルカレンダー+クロノグラフの「トンダグラフ GT」も。
「トンダグラフ GT」は、クロノグラフにアニュアルカレンダーという2つの機能を併せ持つ、ユニークな個性の新作だ。さらにビッグデイトを装備し、コンプリケーション級の極めて高度な表示系を誇るモデル。それをスティールケース+ブレスレット仕様にして、超ハイレベルなデイリーウォッチを完成させた。
精悍な黒の文字盤をギョーシェで仕上げ、デルタ形の長短針に仕込んだ発光塗料もブラック。スモールセコンド内にウインドウを収めた月表示とビッグデイトのオレンジカラーが、絶妙なアクセントを添える。100m防水の安心感をもちながら、サファイヤバックのシースルー。22Kゴールドのローターを備えた美しいコート・ド・ジュネーブ仕上げのムーブメントを楽しめるのも、また嬉しい。
問い合わせ先/パルミジャーニ・フルリエ 03-5413-5745