実在する登場人物と紡ぐ、リアルなストーリー
YouTubeで配信中のPenオリジナルドラマ、『光石研の東京古着日和』。シリーズ第4話が内容を大幅に拡大した特別編として、7月11日(土)にBSフジで先行放送される。ドラマで主役を務めるのは、コミカルな名演が話題沸騰中の俳優・光石研。今回のストーリー「ひと目惚れには手を出すな」では、光石が千駄ヶ谷へ繰り出し、週末に不定期で行われる大人の古着フリマイベント「WEEKEND」に立ち寄る。一点モノとの一期一会、男の物欲と知識欲を刺激するヴィンテージの魅力を余すところなく発掘する。特別編の放送に際して、光石は「第1話の撮影を終えた時には、ここまで続くと思っていませんでした。みなさんにご視聴をいただき、面白かったと言っていただいて、制作スタッフとともに第2話をつくろうか、それじゃあ次は第3話も。という具合に制作を続け、今回の第4話にたどり着きました」と語る。
【これまでのエピソード】
第1話 デッドストックに、弱くてさ
第2話 トラッドにはいまも青春の僕がいる
第3話 アメカジ、渋カジ、からのイタカジ?
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個性的なゲストたちとのリアルな掛け合いが、とにかく面白い!
本編ではこれまでユニークな個性をもった古着屋を紹介してきたが、それぞれの店で登場する、本物の店主と光石との絡みも見どころのひとつだ。
「やっぱり古着屋さんのマスターって、クセが強い人ばかりですよね。むちゃくちゃ偏ったことにのめり込んでいるオタク気質の人たちじゃないですか。話がいちいち面白いんですよ」と光石。
このドラマの登場人物は、毎回変わるゲストと光石以外は、全員演技経験のない一般人。台本では表現することのできない、リアリティのある掛け合いが楽しめる。
「みなさん演技経験がないとはいえ、カメラの前でもものすごく自然に接してくれるんですよね。2テイク、3テイク撮っても、全然気張らずに平然としていて、それが見ていてすごく面白いんです。結局芝居って、やろうと思えば誰にでもできちゃうんだなって(笑)。ある意味勉強になりました」と光石。
このドラマの中では、その境界線もきわめて曖昧だ。実在する店舗の実在する人物たちと、光石が繰り広げる等身大のストーリーには、誰しもが違和感なく没入できるはずだ。
「どこまでが光石研なのか?どこまでが登場人物なのか? 視聴者の方にはそれがわからないと思うし、その"グレーな部分"も面白いと思うので、ぜひともご覧ください」と、特別編の撮影直後に語る光石。
果たしてドラマなのか? ノンフィクションなのか? はたまたバラエティなのか? 今作もその狭間を行き来し、古着を通した男の葛藤を描くユーモラスなストーリーは必見だ。
MOODMANが音楽監督を務める、オリジナルの劇伴にも注目!
個性あふれる出演者とともに注目したいのが、『東京古着日和』オリジナルの劇伴だ。オープニングでは、買い物に出かける“ワクワク感”を描き出す印象的な口笛の曲、劇中では光石研が買い物の最中に抱く“高揚感”や“悩み”、“お宝探し感”などの感情が、ユーモラスな音で表現されている。手がけるのは第1話から音楽監督を務めるMOODMANと、ミュージシャンのmantaschoolだ。
MOODMANは1980年代後半から現在まで日本のクラブミュージックを牽引してきた、日本を代表するDJのひとりであることはよく知られているが、サウンド・ディレクターやクリエイティブ・ディレクターとしても数々のキャリアを積んでいる。
一方、演奏を手がけたmantaschool(a.k.a. MC.sirafu)は、気鋭のレコードレーベル「カクバリズム」所属の「片想い」をはじめ、「ザ・なつやすみバンド」「うつくしきひかり」といったバンドでも活躍中。ギター、トランペットからスチールドラムまで、あらゆる楽器を使いこなすマルチプレイヤーだ。
才能あふれる多彩なキャストとクリエイター陣で脇を固める『光石研の東京古着日和』。特別編ではサウンド面でも大きくバージョンアップしているようで、今回の見どころとして期待したい。
【これまでのエピソード】
第1話 デッドストックに、弱くてさ
第2話 トラッドにはいまも青春の僕がいる
第3話 アメカジ、渋カジ、からのイタカジ?
【Pen最新号】
2020年 Pen 7/15号「東京古着日和。」特集
BSフジ先行放送
『光石研の東京古着日和 千駄ヶ谷 フリマ スペシャル 特別編 ひと目惚れには手を出すな』
2020年7月11日(土) 25:00~25:55
https://www.bsfuji.tv/mitsuishi/pub/002.html