サイクロン式掃除機や羽根のない扇風機で有名なダイソンが、去る9月14日、注目のLED照明を発表しました。ジェイムズ・ダイソンの息子ジェイク・ダイソンらが手がけた「ライトサイクル タスクライト」です。
旧モデル「シーシスLEDライト」がダイソンリンク・アプリによるスマホ連動機能を獲得し、さらなる高性能ライトへ進化。もともと、人間は太陽光のサイクルに合わせて生活していたことに着目し、このライトを使う地域の自然光に合わせて、光を調節し、適切な光を照射する「自然光トラッキング機能」を開発しました。内蔵の32ビットMCU(プロセッサー)で現在地の光をリアルタイム解析し、スマホのGPSとタイムゾーンを参照して自然に近い光をつくり出します。また、「学習」「リラックス」「作業」など、使うシーンに合わせた色温度や明るさを選べるモードの他、明るさ100〜1000ルクス/色温度2700〜6500ケルビンまで自在に調整できるモードも搭載。たとえば高齢者は一般に目の筋肉が弱くなるため必要な光量が増えますが、こうしたケースに合わせた細やかな調節もできるのです。
光を精密に制御するカギが、支柱に通るヒートパイプ。小型照明には強力すぎる?とも思える冷却機構ですが、このパワーがあってこそストレス源となるちらつきなどが抑えられ、設計寿命が60年まで延びました。健康・利便性・長寿命を兼ね備えた照明の誕生です。
今回は「ピュア ホット+クール 空気清浄ファンヒーター」も同時に発表されました。今年4月発表の「ピュア クール(空気清浄ファン)」に温風機能が加わった新モデルで、空気の状況がひと目でわかる前面ディスプレイを搭載。HEPA材と活性炭を増量しフィルターが強化されています。こちらもダイソンリンク・アプリで細やかにコントロール可能です。
健康な生活をサポートするテクノロジーを。ダイソンの開発姿勢がはっきりと見えてきたふたつの新製品です。
ダイソン www.dyson.co.jp