フィンランドで人気急上昇! 注目の「セーラキウス・ミュージアム・イェスタ」でアートと自然を満喫。

  • 撮影・文:内山さつき
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セーラキウス・ミュージアム・イェスタ併設のレストラン「イェスタ」は、北欧デザインの美しい空間。

木を用いたモダンなパビリオンに、企画展会場とレストラン、ミュージアムショップが入っています。

美しい自然の中で名画と現代アートを同時に観賞できて、お洒落でおいしいレストランで食事も楽しめる場所として、フィンランドのアートファンが注目している、セーラキウス・ミュージアム・イェスタ。現代アートの展覧会は特に充実していて、それを目当てにフィンランド中から人が訪れている話題の美術館です。

森の中の静かな湖畔という抜群のロケーションの敷地内には、2014年に完成したばかりの木を用いた美しいモダンなパビリオンと、1930年代に建てられたマナーハウスがあり、モネをはじめとする1600年代〜1880年代の西洋絵画の名画とフィンランド美術のコレクションは、北欧では最大規模。このコレクションに加えて、同時に複数の企画展が開催されています。現在開催されている企画展のひとつが、「クロージング・ボーダーズ(CLOSING BORDERS)」。フィンランド生まれのビジュアル・アーティスト、リーッコ・サッキネンによる、現代ヨーロッパが抱える国境と難民の問題に鋭く切り込んだ意欲的な展覧会です。

併設のレストラン「イェスタ」では、フィンランド料理を国際的に紹介しているシェフによる、地元の季節の食材を使ったメニューを提供。食事を楽しんだら、庭の野外彫刻を眺めながら湖畔の散策を。湖に浮かぶ島には橋で渡ることができ、心地よいひとときが過ごせる散歩コースも設けられています。フィンランドならではの水辺の美しい景色を味わえることでしょう。

このセーラキウス・ミュージアム・イェスタのある街「マンッタ」は、アートタウンとして近年人気急上昇。毎年6月から夏の間は現代アートフェスタが開催され、町中でパブリックアートが楽しめます。マンッタは、ムーミン美術館のあるタンペレ駅近くのバスステーションからシャトルバスで約1時間半。少し足を延ばしてぜひ訪れたい注目のスポットです。



協力:フィンエアー http://www.finnair.co.jp/

Visit Finland(フィンランド政府観光局) http://www.visitfinland.com/ja/


左:マナーハウスは、この美術館を建てたフィンランドの製紙業の一族セーラキウス家が1930年代に住居としていたもので、名画のコレクションが展示されています。右:現在開催されている企画展のひとつ「CLOSING BORDERS」は2018年1月まで。

レストラン「イェスタ」のフィンランド産食材をふんだんに使ったメニュー。ランチメニューも充実。北欧デザインの洗練された雰囲気ですが、子ども連れもOK。子どもが遊べる塗り絵なども用意されています。

美しい湖畔にある美術館。フィンエアーはヘルシンキへの直行便を毎日運行中。ヨーロッパ最短最速の9時間半でフィンランドへ。ヘルシンキ経由でヨーロッパの国へ訪問する際、ストップオーバーを利用すると5時間から最大5日間までフィンランドに滞在できます。www.visitfinland.com/ja/stopover/

セーラキウス・ミュージアム・イェスタ

Joenniementie 47, Mänttä
開館時間:夏期10時~18時(6月1日〜8月31日)、冬期11時〜18時(9月1日〜5月31日)
休館日:夏期は無休、冬期は月曜日、12月6日、12月24〜25日、12月31日、3月25日、4月30日
入館料:一般10ユーロ(タンペレ駅からのシャトルバスは25ユーロ、バスチケットと入館料のセットプラン30ユーロあり)
http://www.serlachius.fi/en/our-museums/gosta/(ミュージアム)http://ravintolagosta.fi/en/(レストラン)