Tシャツを選ぶ基準は人それぞれでしょうが、何よりも色合いを重視するなら、このTシャツは「買い」です。ゆったりとしたカタチに淡いパステルカラーをまとい、日本古来の布にも通じる絶妙な深みのあるトーンで彩られています。繊細な美しさの理由は、植物から抽出された天然染料で染められているから。しかも、使われた素材というのが、あの食品メーカー「カゴメ」のトマト、コーヒーチェーン店「タリーズコーヒー」のコーヒー豆だというのだから驚き! なんとも遊び心のある個性的な服の登場です。
同シリーズのラインアップには、キューピーグループの会社の紫キャベツ(パープル)、レタス(グリーン)で染めたTシャツもあり(下段写真)、そのすべてに合成染料では得がたい落ち着いた風合いがあります。実は抽出した元の原料は、食品づくりの際に出てしまう廃棄品をリユースしたもの。食の品質が高く、安全が守られる日本だからこそ生まれてしまう無駄を、有効活用したエコ商品なのです。
手掛けたブランドはオーガニックを追求する、「スキンアウェア(SkinAware)」。廃棄予定の食材を染料にするテキスタイルブランド、「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」とのコラボレートによりこのシリーズが誕生しました。スキンアウェアらしく、コットンの素材も厳しい認証をクリアした無農薬のオーガニックもの。薄く柔らかい生地は、着たときの肌触りの良さも考えられています。
会う人に、「これ、トマトで染めたTシャツ! 」なんて自慢したくなる楽しい服です。今年の夏はちょっとひねった大人な発想で、コミュニケーションツールにもなるこのTシャツを愛用してはいかが?
SkinAware x FOOD TEXTILE CollaborationTシャツ
SkinAware オフィシャルオンラインショップにて販売中。
skin-aware.com