年末年始の「読みたいものリスト」はもう決まりましたか? まだという方におすすめしたいのが、冒険心をくすぐられるPen最新号「古代の美を探して、エジプト」です。
謎めく美しさを湛えるこのエジプト文明は、なんと3000年も続き、後にも先にもこれより長く続く文明は出ないと言われています。その古代エジプト研究において、ピラミッドの3D計測など画期的なアプローチで注目され、米ナショナル・ジオグラフィック協会から今年のエマージング・エクスプローラーに選ばれたのが、若きエジプト考古学者、河江肖剰さんです。
今回のエジプト特集では、河江さんを案内役に古代ミステリー解明の旅に出発します。有名なギザの3大ピラミッドが王の絶大な権力のもと造られたのはいまから4000年以上前。当時日本は縄文時代でした。はるかアフリカの大地ではピラミッドや神殿が次々に造られ、精緻な壁画や像、ヒエログリフなどの複雑な古代文字も生まれていました。平均寿命が40歳に満たなかった人々が、これだけの類まれなるものを遺したことに圧倒されます。また一方、庶民の主食はパンとビールで、ボクシングやすごろくを楽しんでいたことなど、思わず共感できる暮らしぶりも明らかになっています。新たな発見が続く古の世界に、ぜひ心を遊ばせてください。(Pen 編集部)
好評発売中の「Pen」 1月1・15日 新年合併号「古代の美を探して、エジプト」特集。
※「Pen」 1月1・15日 新年合併号「古代の美を探して、エジプト」特集より
特集を監修いただいたのはエジプト考古学者の河江肖剰さん。ピラミッド解明に新たな可能性をもちこむ気鋭の研究者です。特集巻頭では、古代エジプトの魅力はもちろん、自身の研究やピラミッドについてインタビューを行いました。 ※写真は「Pen」 1月1・15日 新年合併号「古代の美を探して、エジプト」特集誌面より
絶大なる権力を誇った古代エジプトの王。誌面では、特に歴史に名を刻んだ王朝をクローズアップして紹介しています。王たちが成し遂げた偉業や功績、逸話の数々。その歴史を見ていけば、古代エジプトの主要な動きがわかります。※写真は「Pen」 1月1・15日 新年合併号「古代の美を探して、エジプト」特集誌面より
16世紀の終わり、古代エジプト文明を解読することになる一枚の石板、かの有名な「ロゼッタ・ストーン」が発見されました。そこにはヒエログリフ、ヒエラティックと呼ばれるエジプト語が刻まれていました。解読した言語学の天才、ジャン=フランソワ・シャンポリオンのエピソードとともに、この文字の役割をひも解きます。 ※写真は「Pen」 1月1・15日 新年合併号「古代の美を探して、エジプト」特集誌面より
古代エジプト人にとって王同様に絶大であったのが、神という存在です。自然に対する畏敬の念をもつ人々は、さまざまな神を見出しました。太陽神ラーをはじめ、冥界の神オシリスやその逸話、さらにユニークな神々も紹介しています。※写真は「Pen」 1月1・15日 新年合併号「古代の美を探して、エジプト」特集誌面より
特集では、世界中のミュージアムに散らばるエジプトの至宝も紹介しています。今回はエジプト考古学博物館、大英博物館など5館をセレクトし、ディレクターや研究者にお薦めの品とともに魅力を語ってもらいました。誌上で美術館クルーズをお楽しみください。※写真は「Pen」 1月1・15日 新年合併号「古代の美を探して、エジプト」特集誌面より