関東圏の方でしたら『サウンド・オブ・ミュージック』のあの一節が聞こえただけで、JR東海のCM「そうだ 京都、行こう」の名コピーと京都の寺社と美しい風景が脳裏に浮かぶ方も多いと思います。そんな旅情誘うポスターが満載の展覧会「なにで行く どこへ行く 旅っていいね」が京都dddギャラリーで開催中です。
ポスターがニューメディアだった近代から現代にかけて、移動手段がどのように広がり、地域と世界の情報が人々にどのように伝わったのか、そして、旅に対する感情はどのように喚起されたのか、ポスターを通して旅をみつめます。
DNP文化振興財団と京都工芸繊維大学美術工芸資料館の豊富なポスターコレクションの中から、「旅」をキーワードに選りすぐった多彩な作品。この展覧会と深まる秋の古都を散策しに、あなたも京都を訪れてみませんか。(脇本暁子)
京都dddギャラリー・京都工芸繊維大学アートマネージャー養成講座連携企画展
「なにで行く どこへ行く 旅っていいね」
会期:~12月03日(土)
会場:京都dddギャラリー
住所:京都府京都市右京区太秦上刑部町10
TEL:075-871-1480
開館時間:11時~19時(土曜日・11/20(日)は18時まで)
休館日:日曜、祝日 ※11/20(日)は特別開館
入場無料 駐車場無
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/
シンポジウム「観光ポスターに見る日本の近代ツーリズムについて」
日時:11月19日(土)13時~16時
会場:京都工芸繊維大学 60周年記念館1階
定員:170名(申込不要)
司会:並木誠士(京都工芸繊維大学美術工芸資料館館長)
パネリスト:木戸英行氏(DNP文化振興財団)・佐藤守弘氏(京都精華大学デザイン学部教授)・平芳幸浩氏(京都工芸繊維大学美術工芸資料館准教授)