メイドインジャパンの技術とデザイナーを繋いで、驚きのアイデア商品を世界へと発信するトリナスより、見たこともない色鉛筆が登場しました。
5色の色鉛筆には、桜・紅梅・蒲公英(たんぽぽ)・常磐(ときわ)・桔梗(ききょう)といった日本ならではの草花の名前がつけられ、色もそして形もその植物を模しています。心を穏やかにするような優しい色味の色鉛筆、その特長は見た目だけでなく、削る行程に隠されています。
芯のまわりの軸に、廃棄古紙を原料にした環境にやさしい新素材が用いられていて、木の色鉛筆にはない、柔らかい色味と削りやすさを体感できます。さらなる驚きは、これまでゴミになっていた“削りかす”。花の形をした色鉛筆を削っていくと、まるで花が開くように、螺旋状の花びらが生まれていきます。削りかすと呼ぶにはもったいない、美しい花びらは、別売の封筒などに入れて手紙に忍ばせても粋ですね。(須賀美季)