“バッグ界のロールス・ロイス”と評された「グレゴリー」が三越伊勢丹とコラボして今年４月にリリースした「アーバンアタック」シリーズ。ラベルまでモノトーンに仕上げたデザインで、「こんなグレゴリーは見たことがない」と注目を浴び、入荷が追いつかない状態がいまも続くヒットモデルです。その「アーバンアタック」から新色が発売されます。今回はオールネイビー。外装から内装、パイピングやジッパーからロゴマーク、中に入った「REMOVABLE PC SLEEVE」のケースまで、すべてネイビーに染め上げられています。

ネイビーは気品を感じさせ、世界中の紳士がこよなく愛する色です。スーツやジャケットなどに欠かせない色ですが、最近はバッグの色としても人気です。スーツや靴の色に左右されずにコーディネートでき、しかも持つ人に清潔感を与えることができるからです。今回も採用されたコットン60％×ナイロン40％の素材とあいまって、独特の光沢を備えていることも特徴です。4月に発売されたブラック、カーキ以上に人気が沸騰すること間違いなしです。

まずはじめに紹介するモデルは「METRO MESSENGER」。ほどよいサイジングのショルダータイプですが、「アーバンアタック」の大きな特徴である「REMOVABLE PC SLEEVE」がこのサイズでもセットされ、本体両側のポケットの内側はスマホなどを入れても機械を傷めない素材に。インラインにはないショルダーパッドも上着の素材を傷めないようにとの気配りから採用されました。仕事用だけでなく、オフにも使い回せるデザインで、身に着ける人に躍動感をもたらしてくれるモデルではないでしょうか。

今回の「アーバンアタック」シリーズは、全4型のラインアップ。ここからは前ページで紹介した「METRO MESSENGER」以外の3型を紹介します。

まずはブランドの象徴ともいえるモデルで、前回のリリースでも人気を集めた「DAY PACK」。その名の通り、1日分の荷物を収納するために考えられたサイズとデザインで、その後のデイパックに多大な影響を与えたモデルです。斜めに切られたジッパー、大きめのフロントポケットなども実用的。ボトムまで本体と同じ色の素材を採用、１トーンのカラーリングがアウトドアバッグの名品を都会派モデルへと完全に変身させました。中に「REMOVABLE PC SLEEVE」も付属。どんなビジネスチャンスも逃さない、まさしく“アーバンアタック（＝都会で使える）”のシリーズを代表するデイパックです。

昨今、カジュアルなリュックサックは縦長タイプに注目が集まっていますが、この「OVERHEAD DAY」もいま人気を集めるモデルです。A4サイズの書類や雑誌などがそのまま縦に入る長方形で使いやすい1室の設計で、シンプルなデザインはスーツなどのビジネススタイルにも好相性。全体のフォルムもスマートで、全モデル共通したディテールですが、レザーの「ジッパープル」も通常より小ぶりに仕上げています。ネイビーの色とシンプルさを基調にしたデザインが融合し、洗練された印象を醸し出します。

最後に紹介するのが「BAYSIDE TOTE」です。縦長のデザインのトートバッグで、外側に付いた大型のポケットにアウドドアブランドらしさを感じますが、中には小物用ポケットとキークリップまで装備されています。コンパートメント開口部にカバーが付き、これがドローコードを使いワンタッチで開くことが可能ですから、中の荷物を見せたくない時にも瞬時に操作ができます。ハンドルの一部にレザーが使われていますが、これはインラインモデルにないディテールで、使うシーンを考えて、より上質にと、今回のモデルに採用されたものです。

オールネイビーに仕上げられたのはこの４型。発売は12月14日（水）です。店頭でぜひお確かめください。（文：小暮昌弘　写真：宇田川 淳）