バイキング形式で気軽にいただく、京料理の新店「丹」が早くも話題です!

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    朝食¥2,000には、ご飯かパンと、野菜のすり流し、一品料理がつく。大皿料理は、すっぽんだしの卵締め、自家製納豆、釜揚げしらすと大根おろしなど。

    風に揺れる柳や白川のせせらぎが眼前という絶好のロケーションに、今年の夏オープンした「丹」。京料理を代表する名店仕込みの料理と、空間の心地よさで、早くも京都の食通や早耳の京都通の人たちの間で話題を呼んでいます。

    朝食はご飯かパンを選び、昼食は「季節の定食」「お造りの定食」「お肉の定食」から選ぶというスタイル。メイン料理以外は、大きなテーブルに並んだ大皿料理から取り分けていただきます。店名に、丹後の豊かな食材を味わってほしいという思いが込められているとおり、お皿に盛られているのは京丹後の恵みそのもの。ドレッシング代わりにさい味噌でいただく季節の野菜の盛り合わせは、その新鮮な味わいに驚かされるはず。ほかにも、ゴマ和えやお浸しなど、野菜をたっぷり使った料理がずらりと並び、箸がすすむほどにからだが喜ぶのを感じます。ご飯は丹後のコシヒカリで、スタッフが手塩にかけて育てているものだそう。ちりめんじゃこや漬物など、ご飯のおともも手伝って、おかわり必至です。定食スタイルだから、価格が明朗会計なのもうれしいポイント。

    また、料理を担当する店長が自ら、辻村塊、鈴木玄太など若手の現代作家を中心に窯元を訪ねて選んだという器使いにも注目してください。

    設計を手がけたのは、木をふんだんに使った住宅建築で知られる横内敏人氏、施工は数寄屋建築で名高い中村外二工務店。“家に招かれたような雰囲気”というコンセプトに沿って、1階がダイニングキッチン風、2階がリビング風に仕上げられています。雰囲気はカジュアルながら、使われている技術や材料は一級品。そこにセンスのよい調度品や季節の草花が飾られ、なんとも洗練された心地のよい空間となっているのです。

    料理だけでなく、器使いや建築など、京都の魅力が詰まった「丹」は、今後ますます注目を集めること間違いなし。京都旅行の際は、ぜひ早めのご予約を!!(写真:内藤貞保  文:小長谷奈都子)

    大きな開口部を作り、自然と一体化する設計は横内氏の得意とするところ。1階の大きなダイニングテーブルは、アフリカの銘木、ブビンガを使用。

    食後には2階でコーヒーやハーブティーをいただける(別料金)。白川のせせらぎを見下ろすカウンター席を陣取って、贅沢なひと時を過ごしたい。

    昼の定食は¥3,000、¥4,000、¥5,000の3コース。秋からスタートする夜の営業では、「お造り定食」「お肉の定食」各¥5,000のほか、アラカルトも登場予定。

    丹 tan

    京都市東山区五軒町106−13
    TEL:075-533-7744
    営業時間:朝食8時〜9時30分L.O.
    昼12時〜14時L.O.
    夜18時21時30分L.O. 
    ※夜の営業は秋以降スタート予定
    休:月曜(祭日の場合は営業、翌日休)
    カード不可