ポップでアバンギャルドなカルチャーが渦巻いていた80年代に、いままた熱い視線が集まっています。
80年代デザインの展示がロンドンのV&A Museumで行われたり、セルジオロッシが80年代デザインのオマージュのコレクションを発表するなど。SUPREMEが80年代の家具デザイナーのメンディーニのパターンを用いてコラボ作品を発表するという現象からも、80年代のデザインが再評価されている状況がうかがい知れます。
ファッションのみならず、近年、注目され始めているのが80年代のデザイナーズファニチャー。とりわけ、倉俣史郎、梅田正徳、川久保玲、植木莞爾といった日本人デザイナーによる独創的なデザインの家具は、世界的に再評価を受けているのです。そんな80年代の家具をフューチャーしたイベント「CHAIR 80S」がSOME WERETOKYOにて9月11日(日)まで開催されます。
コレクター垂涎の倉俣史郎のプロトタイプ作品をはじめ、梅田正徳、川久保玲と言った日本人デザイナーの椅子を中心に、同時代に活躍したミケーレ・デ・ルッキ、ハワード・マイスター、フィリップ・スタルクなどの海外デザイナーの作品も並びます。希少性の高いこれらの作品はすべて購入することもできるそう。エネルギッシュな時代に躍動したデザイナーのクリエイションに触れられるまたとない機会となることでしょう。(阿部博子)
「CHAIRS 80S」
開催期間:8月27日(土)~9月11日(日)
開催時間:13時~19時
開催場所:SOMEWHERE TOKYO
東京都渋谷区恵比寿南2-7-1 1F
TEL:03-6452-2224
休:8月31日(水)、9月1日(木)、9月7日(水)、9月8日(木)