2013年に初演、2014年に再演された、振付家・森下真樹と現代美術家・束芋のダンス公演『錆からでた実』。これまではダンサー3名での純粋なダンス作品でしたが、今回はダンサー1名、ミュージシャン2名、さらに束芋がVJとして参加するという新しい領域へとパワーアップ。
「映像芝居」とは、束芋の造語。彼女の考える「映像」とは、”束芋の作品の一部であるアニメーション”と、”個人の心や頭の中で描き出されたイメージ”の2つ。束芋は、”身体の動き(=ダンス)、映像(光線の屈折、または反射によってつくられた像)、音楽が一体となり、鑑賞者それぞれの頭の中で一つの現象として立ち現われたときに描き出された芝居”と定義し、今回の作品に臨んでいます。
振り付けは森下真樹、ダンスに鈴木美奈子、音楽は粟津裕介と田中啓介。そして、ほぼ全編に渡って束芋のアニメーションが登場しますが、それをコントロールするのは束芋本人。シロシンセという楽器を使って、ラストでは演奏も行うそう。それぞれの表現がどのように舞台に立ちあがっていくのか、いまから楽しみです。(Pen編集部)
『錆からでた実』
公演日時:7月8 日(金)~10 日(日)
開催場所:東京芸術劇場 シアターイースト
東京都豊島区西池袋1-8-1
上演時間:7月8日(金)19時30分 7月9日(土)14時30分、19時30分(アフタートークあり) 7月10日(日)14時30分
TEL:0570-010-296
料金:当日¥4,000 前売¥3,500 アンダー25¥3000
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