Kindle史上最薄最軽量の最新モデル「Kindle Oasis」。その使い心地を試してみました!

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    カバーはマグネットによる着脱式。本体を保護するとともに、レザーの風合いが上質な読書時間を彩る。

    5月に発売されてから好評の、電子書籍Kindleの最新モデル「Kindle Oasis」。8年前の初代モデル以降、Amazonが同製品に課してきたミッションは「デバイスの存在を忘れさせるほど、読書に没頭できる」こと。Kindle Oasisはその命題における、ひとつの解答を明示したモデルといっても過言ではありません。

    進化はデザインにも顕著に現れています。重量はわずか131g、最薄部は3.4mmと従来機より20%以上の軽量化と30%以上のスリム化を達成。これは、フレームに超軽量のポリマー樹脂を使用したためで「Kindle史上もっとも軽く薄い」サイズを実現しました。また、フレームには高剛性プレーティングが施されているため剛性にも優れ、携帯にも安心です。

    さらに、人体工学に基づきデザインされた正方形に近い形状と重心を持たせたボディ背面のハンドグリップが、持ち手の左右を問わず抜群のグリップ感と安定性を提供。バランス良く手に収まり、ストレスのない自然な感覚で読書を楽しむことができるのです。ちなみに、電車内でつり革を掴みながら、またはベッドで横になりながらなど、不安定な姿勢で使用しても、軽さと安定感で快適に読書を楽しむことができました。

    バッテリー内蔵型レザー製カバーの付属も大きな特徴です。本体の保護はもちろん、本体バッテリーと併用した場合、駆動時間は2カ月以上(明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合)というタフネスぶり。また、SNSなどにはあえてつながらないので、読書を遮られることがないのもうれしいポイントといえます。

    可読性も大幅に向上しました。最新世代、300ppiの高解像度ディスプレイが文字をくっきりと明瞭に表示。再設計された内蔵フロントライトはLEDが60%増量され、また、円筒形の解析パターンの採用により明るさの均一性とスクリーンの輝度が向上。屋内の照明はもちろん晴天の日中にあえて日陰のない場所で使用してみましたが、強い日差しの下でも反射による読みづらさを感じることはありませんでした。

    史上最軽量かつ最薄のサイズに、手に馴染むデザイン。高級感あふれるレザーの質感に内包する圧倒的なバッテリー性能。そして、読書する場所を限定しない可読性。読みやすさを極めたKindle Oasisは、“最も読書に没頭できる”電子書籍リーダーといえるでしょう。(写真・青野豊、文・高野智宏)

    カバーはマグネットによる着脱式。本体を保護するとともに、レザーの風合いが上質な読書時間を彩る。

    新開発ディスプレイと新たな照射技術により、あらゆる光の下でも文字をくっきりと明瞭に表示する。

    シリーズでも最も人気の高い「Kindle Paperwhite」には、新しくホワイトモデルが登場。¥14,280〜