「ハイク（HYKE）」は、極めて特異な立ち位置で活動する日本ブランドです。服のコレクションはレディスしか展開していないにも関わらず、着られない男性にもそのブランド力が認められています。かつて「グリーン（green）」というブランドでモード界にその名を知らしめたデザイナーデュオが、休息期間を経て2013年に小規模にスタートさせたのが「ハイク」です。ミリタリーやワークなどのエッセンスを注入しつつ、ミニマルでエレガントな落とし込みがなされたハイグレードな服は、以前と変わらずにファッション通の人々を夢中にさせています。

プロダクト品質やパッケージデザインなどあらゆる点に神経を尖らせて妥協を許さない「ハイク」が、コラボレーションしている数少ないお相手の一つが、「マッキントッシュ（MACKINTOSH）」。メンズサイズも展開されており、男性ファンが唯一、最適なフィッティングで着られる「ハイク」になっています。このコラボラインが一同に揃う１年間の期間限定ショップが、2月17日（水）に東京の銀座・阪急メンズ東京4階にオープンしました。そして3月18日（金）からは、コートと同素材を用いたトートも発売開始に！

知る人ぞ知るバッグブランド「チャコリ（CHACOLI）」とのトリプルコラボとなるこのバッグ。防水性の高いゴム引きファブリックを採用し、コート用のラバー止水テープをイギリス本国から取り寄せてエッジに配した凝った仕様です。トートの内部には仕切りがあり、モノの分別がしやすくなっています。使う人が最適な大きさを選べるようにわずかなカタチ違いでバリエーションを用意するデザイン発想は、アーティスティックな感性を有する「チャコリ」ならでは。彼らのストイックなテイストは、「ハイク」とも「マッキントッシュ」とも相性抜群です。トートのベースデザインは既存のモデルが応用されています。

各ブランドのストーリーを知らずとも、目にすれば誰でもスタイリッシュと感じるコートとバッグです。ほしい人はサイズやカタチが欠けてしまう前に、お早めに店に足を運ぶのがオススメです。（高橋一史）