昨年も大きな反響を呼んだ、瀬戸の魅力を「現代の視点」で伝える展示会、「made in Seto 2015」が青山スパイラルガーデンにて開催中です。千年余りの歴史と伝統を誇る「やきもの」のまち、愛知県瀬戸市は、陶器、磁器を生産、それぞれ「赤津焼」「瀬戸染付焼」というふたつの伝統的工芸品を擁します。

本展示は、瀬戸の気鋭の窯元、メーカーが厳選した製品を紹介するメイン展示のセレクトゾーン、「瀬戸のおもてなし」をテーマに、うつわの使い方・活かし方を提案するギャラリーゾーン、伝統的な技術とデザイナーの感性が融合した瀬戸焼ランデブープロジェクト、瀬戸焼のうつわが食事を豊かに彩るコラボレーションカフェの4つのセクションに分かれ、さまざまな角度で私たちに瀬戸焼の魅力を披露。それぞれで選ばれしうつわに出会えます。

瀬戸焼のブランド化と販路開拓を視野に入れたプロジェクトでコラボレーションしたデザイナーには、クルツの島村卓実さん、イクシーの伊藤里絵子さん、福島美穂さん、Y2の有井ゆまさん、有井ユカさんが名を連ね、うつわの新しいかたちを提案。12月4日（金）に開かれる、各デザイナーと窯元によるトークセッションでは、開発の裏話が聞けるかもしれません。

いま注目の瀬戸焼が集まるまたとない機会。ぜひ自分だけのお気に入りを見つけに行きましょう。（Pen編集部）