このターコイズブルーを目にしたことがある方も多いのでは？

10月14日（水）からGraphpaperにて、La Maison de Ventの作家、鈴木麻起子さんによる“めぐり逢う器 展”が開催されます。彼女のつくる陶器はとても軽く、その薄さもはじめてふれる人を驚かせます。日常づかいできるようにと食器棚でもスタッキングしやすいこと、何枚か一緒に持ち運んでも女性の苦にならない重さであることなど、細部に至るまで優しい気配りにあふれた器は、花器に、食卓にと使いどころはさまざまです。

2003年に陶芸を志した後、06’年に「potbleu」というブランドをスタート。09’年に現在の「La Maison de Vent(ラ・メゾン・デ・ヴォン)（風の家）」にブランド名を改め、作品制作を手がける鈴木さん。
今回の展示には、「ずっと作りたいと思っていたものが、やっと形になりました。」と自身が語るゆがみのある器たちが並ぶ。美しきゆがみを描く器のほか、特別に製作した器を加え、彼女の世界観を存分に味わえます。
正確なかたちを創り出すのと同じくらい、美しいゆがみを創り出すのは難しい。
美しく、優しく、私たちの心を魅了する作品を、間近で目撃しましょう。（Pen編集部）