ペンライトの光を使って描いた、どこかノスタルジックなドローイングやアニメーション。そんな幻想的な作風が評判を呼んでいる、“トーチカ”という現代美術作家をご存知でしょうか。
ナガタタケシとモンノカヅエの2人で結成されたこのトーチカは、代表作のひとつである「PiKA PiKA」というプロジェクトを2005年頃からスタートしました。これは、ペンライトを用いて思い思いの作品を空中に描き、アニメーションを製作する参加型プロジェクトのことで、参加する人はもとより、それを見る人までもが思わず引き込まれてしまうような独創的な演出が高く評価され、文化庁メディア芸術賞優秀賞やクレルモンフェラン国際短篇映画祭グランプリといったアワードも受賞するなど、国際的にも注目を集めています。
そんなトーチカの代表作を楽しめる展覧会が、雄大な大自然にかこまれた黒部市美術館で開催されています。会場では、「PiKA PiKA」をはじめとする彼らの代表作が一同に会するほか、新しい試みにもチャレンジ。今回は、地元である黒部市内の小学生たちとコラボレートし、太陽の光を虫眼鏡で集めて描いた作品で、立山連峰を表現する壮大なインスタレーションが製作されるということで、すでに大きな話題を呼んでいるようです。
展覧会は、11月8日(日)まで開催されていますので、開通した北陸新幹線を利用して、紅葉のベストシーズンを迎える黒部峡谷を楽しみながら訪れるのもお薦めです。(遠藤 匠)
トーチカ展 ひかりあそび
開催期間:〜11月8日(日)
開催時間:9時30分〜16時30分(入館は16時まで)
黒部市美術館
富山県黒部市堀切1035
TEL:0765-52-5011
※休館日:月(ただし9月21日、10月12日は開館)
9月24日、25日、10月13日、14日、11月14日
料金:一般¥500
www.city.kurobe.toyama.jp