ドローイング、ペインティング、コラージュ、彫刻、インスタレーション……その作風は多岐にわたるアーティスト、リチャード・タトル。1965年のニューヨーク、当時重要な位置にあったBetty Parsons Galleryで初個展を行ったリチャードは、その後、壁に張ったワイヤーとその影、ドローイングの線で構成された「Wire Piece」など、現代美術の歴史に残る作品を発表し、ポスト・ミニマリスト世代を代表する作家として活躍してきました。今回、彼の版画作品にフォーカスした展覧会が、渋谷ヒカリエ、8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで始まっています。
1941年、アメリカのニュージャージー州ローウェイで生まれたリチャードは、ハートフォードのトリニティー大学を卒業後、ニューヨーク、メキシコで活動を行っていきます。1975年には個展がホイットニー美術館ほかへ巡回、2005年からは大規模回顧展が、サンフランシスコ、ホイットニー、シカゴほか3カ所へ巡回し、その才能が世界へと広がっていきました。
2014年秋からロンドン、テート・モダンで開催中の、『I Don't Know . The Weave of Textile Language』では、彼が自らデザインしインドで制作した布を使用した、巨大な彫刻作品を展示しています。また、同じくロンドンのホワイトチャペル ギャラリーでは、1967年から2014年にわたる仕事から、テキスタイルにフォーカスした展覧会を昨年末まで開催しました。ここでは、3インチのロープを壁に打ち付けた『Rope Piece』や、初個展でも登場していた『Wire Pieces』から新作までを網羅。このホワイトチャペル ギャラリーで展示された版画作品が、今回の展覧会で展示されています。
壊れやすい紙や木片、ワイヤーや金属片など、身近に転がっているような、ありふれた素材が、驚きあふれる作品へと生まれ変わる。そんなリチャードの作品から、今回は版画作品を、この機会にじっくり堪能してください。(Pen編集部)
1941年、アメリカのニュージャージー州ローウェイで生まれたリチャードは、ハートフォードのトリニティー大学を卒業後、ニューヨーク、メキシコで活動を行っていきます。1975年には個展がホイットニー美術館ほかへ巡回、2005年からは大規模回顧展が、サンフランシスコ、ホイットニー、シカゴほか3カ所へ巡回し、その才能が世界へと広がっていきました。
2014年秋からロンドン、テート・モダンで開催中の、『I Don't Know . The Weave of Textile Language』では、彼が自らデザインしインドで制作した布を使用した、巨大な彫刻作品を展示しています。また、同じくロンドンのホワイトチャペル ギャラリーでは、1967年から2014年にわたる仕事から、テキスタイルにフォーカスした展覧会を昨年末まで開催しました。ここでは、3インチのロープを壁に打ち付けた『Rope Piece』や、初個展でも登場していた『Wire Pieces』から新作までを網羅。このホワイトチャペル ギャラリーで展示された版画作品が、今回の展覧会で展示されています。
壊れやすい紙や木片、ワイヤーや金属片など、身近に転がっているような、ありふれた素材が、驚きあふれる作品へと生まれ変わる。そんなリチャードの作品から、今回は版画作品を、この機会にじっくり堪能してください。(Pen編集部)
『リチャード・タトル 版画展』
~2月2日(月)
渋谷ヒカリエ 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
東京都渋谷区 渋谷2-21-1 8F
TEL:03-6434-1493
開館時間:11時~20時
休:展示替え日(展覧会期中無休)
入場無料
www.hikarie8.com/artgallery