フリスクのようなケースに入っているのは……？　これ、携帯用の塩なんです。

ポートランド出身のベン・ジェイコブセンがコペンハーゲンにいたサラリーマン時代にたまたま出会ったアルチザン（職人による）ソルト。塩には、まるでワインのようにその土地ごとに異なる味わいがあることを知り、彼はその世界にのめりこんでいきます。そしてデンマークから南アフリカまでを旅しながらさまざまな味を知るうちに、自分で塩をつくってみようとおもいたったのでした。

最良の塩の原料を求め、約3年かけてポートランドの西80マイルに位置するネターツ湾にたどりつき、自ら海水を運び、特注の蒸留パンを使って昔ながらの塩づくりを始めます。濃い海水を窯で煮詰めて塩を析出、およそ45時間以上かけて塩を結晶化していきます。大きなフレークは雑味がなく、また食材に馴染みやすいのも特徴です。

こうしてできあがった「ジェイコブセンソルト」。気になるフレーバーは、肉料理と合う「レガリスホワイトトリュフソルト」やほんのりワインの香りがする「ピノノワールフレークソルト」、クッキーやアイスクリームと相性抜群の「スタンプタウンコーヒーフレークソルト」など、全部で8種類あります。いまでは地元ポートランドでも注目されるブランドとなり、ニューヨークの有名レストランからもオーダーをうけるほどに。ていねいにつくられたハンドメイドの塩はさまざまな素材とマッチし、新しい味を提供してくれるはずです。　
　　
キッチンに何気なく置いてあってもさまになるスタイリッシュなボトルデザインは、料理好きな男性へのギフトとしても最適です。（Pen編集部）