マツダのデザインが個性的なのは、「ご神体」のおかげ?

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    すべてのデザインの礎になったのは写真のチーターのような躍動感。ここから、自動車でもプロダクトでもない「ご神体」が生まれる。

    東京ミッドタウンで現在開催中のデザインイベント「デザインタッチ」で行われている「マツダデザイン展示」。この展示では、最新のマツダ車の「デザインの素」を紹介しています。マツダの自動車デザインは他社の自動車デザインとそのプロセスが大きく異なっているそうです。

    通常の自動車デザインは、「デザイナーのスケッチ→縮尺したクレイモデルの制作→実寸モデルの制作→量産モデルの制作」となるのですが、マツダはデザイナーのスケッチの前に「ご神体」という自動車でもプロダクトでもない、まるでオブジェのような造型を制作します。現在販売されているCX-5、アテンザ、アクセラ、デミオに共通するのは「魂動デザイン」と呼ばれるデザインフィロソフィー。それは数字ではけっして表すことができないものです。マツダデザインは、「イメージの共用化(写真のチーターの動きなど)→ご神体の制作→デザイナーのスケッチ(以降は同じ)」というプロセスを経ており、通常の自動車デザインより仕込みの工程が多いのです。

    こうして生まれた「ご神体」がマツダデザインの素となり、自動車の各所に具現化されていきます。最新のデミオにもこの魂動デザインは生きています。街でマツダ車のカタチが気になったら、この「ご神体」の存在を思い出してみてください。「マツダデザイン展示」は10月26日までです。(Pen編集部)

    「ご神体」から生まれた「SHINARI」というショーモデル。「ご神体」が自動車に。

    最新のデミオ。フロント部分のデザインに魂動デザインが継承されている。

    『マツダデザイン展示』
    ~10月26日(日)

    東京ミッドタウン キャノピー・スクエア
    東京都港区赤坂9-7-1
    TEL:0120-386-919(マツダコールセンター )
    開催時間:11時~19時
    会期中無休

    クレイモデル造形体験会
    10月25日(土)、26日(日)
    各日2回:13時~/15時~

    マツダデザイン展示