今年日本との国交樹立150年を迎えるスイス。アルプスの美景を望む中心都市チューリヒは世界の富が集まる金融センターであり、チューリヒ美術館は10万点もの作品が収蔵される美の殿堂です。現在、国立新美術館で開催されている『チューリヒ美術館展』では、セザンヌ、ピカソ、ダリなど20世紀を代表する巨匠の傑作が74点も来日。「圧巻! すべてが代表作」というこの展覧会の作品はそのほとんどが初来日で、いずれも珠玉の逸品ばかりです。
中でも圧巻は幅6メートルにも及ぶモネの大作『睡蓮の池、夕暮れ』。もちろん初来日です。モネが自らジヴェルニーの自邸に拵えた睡蓮の池は生涯のテーマとなり、200点以上も描かれたことはよく知られています。彼の視点は年を追うごとに池へと近づいていき、揺らめく水面の反映が強調されていきました。本作はそんな晩年のモネの作風をよく示しています。
国交樹立の周年にちなみ、セガンティーニ、ホドラー、ヴァロットン、クレー、ジャコメッティとスイスゆかりの芸術家の作品も多数紹介。一人の作家を特集した「巨匠の部屋」と特定の時代を紹介する「時代の部屋」を交互に配することで近代美術史の流れをわかりやすく体感できる構成となっています。2017年には新館が完成するチューリヒ美術館。スイス最大のコレクションを体感できるチャンスです。
中でも圧巻は幅6メートルにも及ぶモネの大作『睡蓮の池、夕暮れ』。もちろん初来日です。モネが自らジヴェルニーの自邸に拵えた睡蓮の池は生涯のテーマとなり、200点以上も描かれたことはよく知られています。彼の視点は年を追うごとに池へと近づいていき、揺らめく水面の反映が強調されていきました。本作はそんな晩年のモネの作風をよく示しています。
国交樹立の周年にちなみ、セガンティーニ、ホドラー、ヴァロットン、クレー、ジャコメッティとスイスゆかりの芸術家の作品も多数紹介。一人の作家を特集した「巨匠の部屋」と特定の時代を紹介する「時代の部屋」を交互に配することで近代美術史の流れをわかりやすく体感できる構成となっています。2017年には新館が完成するチューリヒ美術館。スイス最大のコレクションを体感できるチャンスです。
『チューリヒ美術館展』
東京会場
9月25日(木)~12月15日(月)
国立新美術館 企画展示室1E
東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10時~18時 金曜は20時まで
(入場は閉館の30分前まで)
休:火 ※ただし、10月14日(火)は開館
http://zurich2014-15.jp/
www.nact.jp/
神戸会場
2015年1月31日(土)~5月10日(日)
神戸市立博物館(神戸・旧居留地)
兵庫県神戸市中央区京町24
開館時間:9時30分~17時30分(特別展開催中の原則的な開館時間)
※入館は閉館の30分前まで
休:原則として月
www.city.kobe.lg.jp/museum