たぐい稀な香りの高さと甘みのある風味から、文豪バルザックやルイ15世を魅了したといわれる「幻のコーヒー」が、UCC上島珈琲から販売されます。この幻のコーヒーの名は「ブルボンポワントゥ」。インド洋上に浮かぶフランスのブルボン島（現・レユニオン島）で発見されたコーヒー豆で、18世紀にフランス本土に輸出されて人気を博しました。しかしその後、サイクロンやかんばつの被害を繰り返し受け、島のコーヒー栽培は衰退の一途を辿ります。19世紀に入ると、島の産業の中心は次第にコーヒーからさとうきび栽培に移行、ついには1942年の輸出記録を最後に、「ブルボンポワントゥ」の存在は消えてしまいました。
UCC上島珈琲は世界のコーヒー生産地で高品質で希少価値のあるコーヒーの発掘・再生に取り組んでおり、1999年に「ブルボンポワントゥ」の現地調査に着手。レユニオン県庁と協力して島内で発見した原木から種の再生を行い、7年をかけて本格的な収穫に成功しました。2007年には世界で初めて日本市場で独占販売。それ以来毎年、その年に収穫された「ブルボンポワントゥ」を数量限定で販売しています。
今回はこの「ブルボンポワントゥ」のコーヒー豆を、UCCのコーヒ豆通販サイト「ほの珈琲」 やUCC直営24 店舗のほか、Penのウェブ通販「Pen SELECT」でも発売します。「Pen SELECT」を含む一般販売開始は10 月1日（水）から。毎年予約開始日に申し込みが殺到するという、1年に一度の限定販売をお見逃しなく！（Pen編集部）