今年で5回目となる横浜トリエンナーレが開幕しました。世界各国の65組、79名のアーティストによる400点以上もの作品がお目見えします。
今回アーティスティック・ディレクターを務める森村泰昌が題したタイトルは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。1953年に刊行されたレイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』に着想を得て、「忘却」をキーワードに横浜美術館と新港ピアの2つからなる主会場全体が一冊の本のように章立てされています。
序章として位置づけられるのはYBAs(ヤング・ブリティッシュ・アーティスツ)の代表的一員であるマイケル・ランディの『アート・ビン』。600平方mという巨大な「芸術のゴミ箱」に出品作家と森村自らが作品を投棄し、創作の裏に秘められた失敗の歴史を視覚化しようという試みです。
第4話には名誉や金のための仕事は拒否し、2005年以来創作を中断した「つくらない彫刻家」福岡道雄が登場。1966年に発表した『飛ばねばよかった』ほか、平面作品 5点を出品しています。
最終話で注目なのは理科の実験器具のような手製のガラスの器に、木や金属、ビニールなど異素材の品々を組み合わせたオブジェで知られるアメリカのイライアス・ハンセン。繊細かつ素朴、なおかつ理知的で即興的な新作を発表します。
忘れられた何かを見つけに、夏休みのアートツアーへ旅立ちましょう。
今回アーティスティック・ディレクターを務める森村泰昌が題したタイトルは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。1953年に刊行されたレイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』に着想を得て、「忘却」をキーワードに横浜美術館と新港ピアの2つからなる主会場全体が一冊の本のように章立てされています。
序章として位置づけられるのはYBAs(ヤング・ブリティッシュ・アーティスツ)の代表的一員であるマイケル・ランディの『アート・ビン』。600平方mという巨大な「芸術のゴミ箱」に出品作家と森村自らが作品を投棄し、創作の裏に秘められた失敗の歴史を視覚化しようという試みです。
第4話には名誉や金のための仕事は拒否し、2005年以来創作を中断した「つくらない彫刻家」福岡道雄が登場。1966年に発表した『飛ばねばよかった』ほか、平面作品 5点を出品しています。
最終話で注目なのは理科の実験器具のような手製のガラスの器に、木や金属、ビニールなど異素材の品々を組み合わせたオブジェで知られるアメリカのイライアス・ハンセン。繊細かつ素朴、なおかつ理知的で即興的な新作を発表します。
忘れられた何かを見つけに、夏休みのアートツアーへ旅立ちましょう。
『ヨコハマトリエンナーレ2014』
8月1日(金)~11月3日(月・祝)
横浜美術館 横浜市西区みなとみらい3-4-1
新港ピア(新港ふ頭展示施設) 横浜市中区新港2-5
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間 10時~18時(入場は閉場の30分前まで)
休:第1・3木曜日(8/21,9/4,9/18,10/2,10/16)
一般¥1,800
www.yokohamatriennale.jp/2014/
ヨコハマトリエンナーレのレポートはライター青野尚子さんのブログでも読めます↓
www.pen-online.jp/blog/n-aono/1406822639/