フランスの組立式スツール「タムタム」は、その名のとおり打楽器をモチーフにしたシンプルなデザイン。今回やわらかい色調のタムタム・ポップと、半透明のタムタム・クリスタル、それに金属的な輝きをもつタムタム・クロムに、合計9色の新色が加わりました。
タムタムは1968年、プラスチック成型工場を経営していたアンリ・マソネ氏によって開発されました。つくられた当初は釣り用の簡易スツールとして、細々と売られていたのですが、女優のブリジット・バルドーが自宅で使用している写真が雑誌に載ってから、家具としての知名度が上がり、フランスの70年代を象徴するデザイナーズ家具のひとつとして地位を確立したとのこと（良い写真なのですが、版権の関係でお見せできないのが残念！）。
今世紀に入ってからは、さらに新素材やカラーをラインアップに加えて販売されるようになりました。昨年からは製造元のフランス・スタンプ社から日本にも正規輸入され、リビング・モティーフやザ・コンランショップなど、一部インテリア・家具店で販売されています。洗練されたデザインと手軽な価格で部屋のアクセントによさそうなこのスツール、新色の展開は7月中旬からを予定しています。（Pen編集部）