タランティーノが絶賛した、映画『オールド・ボーイ』のハリウッド版が遂に公開!

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    舞台は1993年のアメリカ。主人公のジョー・デュセットはある日、理由もわからぬまま、モーテルの一室に監禁されてしまいます。ベッドルームとシャワー、そしてテレビだけの窮屈な部屋。毎日定時になると、ドアの下から食事が差し込まれるのです。ふとテレビを見ると、自分は妻を撲殺した殺人犯として報道されていました。血まみれの妻のそばには、まだ3歳の娘がいて、殺人現場を目撃したとニュースは伝えます。絶望の中、ジョーは20年の年月を監禁状態で過ごすことになるのですが、彼の唯一の生きる希望、光は、娘との再会でした。突然そんな彼は、外界に放り出されます。20年がたち、美しい娘へと成長しているはずの娘のもとへと急ぐジョーですが、その行く手にはさまざまなトラップが彼を待っています。いったい誰が、何処で、何故、彼を閉じ込め、解放したのか? ジョーは娘と無事に再会できるのか? 映画の結末は大どんでん返しの連続で、その着地点には観客は誰もが打ちのめされるはずです。(Pen編集部)

    原作は、土屋ガロン作、嶺岸信明画によるコミック『ルーズ戦記 オールドボーイ』。その後パク・チャヌク監督が2008年に映画化し、第57回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞しています。(そのときの審査委員長のクエンティン・タランティーノが激賞したことでも知られています。)本作はそれら作品のハリウッド版で、上記3作すべてがストーリーに独自の展開と設定があるので、見比べると、この映画をより一層楽しめるはずです。

    『オールド・ボーイ』

    監督:スパイク・リー
    出演:ジョシュ・ブローリン、エリザベス・オルセン
    2013年 アメリカ映画 1時間43分
    配給:ブロードメディア・スタジオ
    6月28日から、新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国順次ロードショー