チョコレートのソフトクリームといえば、口にした瞬間、ミルク感のあるまろやかな甘みが口いっぱいに広がるもの。なんとなくそんなイメージをもつ方は多いかもしれません。そうした定番イメージ（?）を抱きながら食べると、ちょっとビックリしてしまうオトナ向けソフトクリームが、ピエール マルコリーニの「ソフトショコラ」。しかも都内では、先月オープンした渋谷ヒカリエ店でしか食べられないレアメニューというから当然気になるところ。
自らカカオ農園に足を運び、仕入れの段階からこだわりをもつピエール・マルコリーニ氏が、ソフトクリームにぴったりなクーベルチュール（製菓用の濃いチョコレート）をセレクト。このオリジナルクーベルチュールからつくられるソフトショコラは、ほかのチョコレートソフトクリームとひと味もふた味も違います。最初に感じるのは「“ビター”とはこのことか！」と言いたくなるような独特の風味とコク。ビターな味わいのなかに隠れた、ほんのりとした甘みを探そうと、もうひと口、もうひと口…と口の中に吸い込まれるように入っていきます。気づけば完食。べたっとした甘さやくどさがないので、食べ終わったあともさわやかな気持ちでいられます。ソフトクリームといえば夏の風物詩ですが、年間通して販売されているので、渋谷を訪れる際はヒカリエ地下２階につい立ち寄ってしまいそうです。（Pen編集部）