世界に衝撃を与えた、ウィリアム・ケントリッジ「時間の抵抗」が京都にやってくる!

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    ウィリアム・ケントリッジ 『時間の抵抗』 国立21世紀美術館(イタリア、2012)での展示風景。 Photo by Matteo Monti, courtesy of Fondazione MAXXI

    ウィリアム・ケントリッジを知ってますか。木炭とパステルでドローイングを描いては、35 mmの映画用カメラで撮影して部分的に描き直し、また撮影をするという気の遠くなるような手法、いわゆる「動くドローイング」でアニメーション・フィルムをつくる、南アフリカ出身の美術家です。5面のスクリーンに映像を投影し、多重音響と象徴的な運動機械を組み合わせた複雑な構成の作品『時間の抵抗』は、2012年、ドイツで開催される世界最大級の現代美術展「ドクメンタ13」に出品。時間を巡る深い考察と重厚な視覚表現によって世界中から訪れた数十万人の鑑賞者に衝撃を与えました。その大規模な映像インスタレーションが、京都にやってきます。アジアでは初公開となるこの作品は、2015年春開催予定の現代芸術の国際展「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」のプレイベントとして2月8日から公開されます。2月22日には作家本人によるレクチャーも予定されるこの展示、見逃せません! (Pen編集部)

    上写真、下写真:ウィリアム・ケントリッジ 『時間の抵抗』 映像からのスチル 5チャンネルビデオ、サウンド、メガフォン、呼吸する機械(木製の可動式装置)のインスタレーション(音声あり、再生時間30分) コラボレーション:フィリップ・ミラー、キャサリン・メイバーグ、ピーター・ギャリソン 
    © William Kentridge

    「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」プレイベント
    ウィリアム・ケントリッジ 『時間の抵抗』


    2月8日(土)~3月16日(日)
    元・立誠小学校 講堂
    京都市中京区備前島町310-2(木屋町通蛸薬師下ル)
    電話:075-257-1453(PARASOPHIA事務局)
    開場時間:11時~19時(入場は閉場の30分前まで)
    休場日:水
    入場料:一般¥500、大学生¥300
    http://www.parasophia.jp/events/a/william-kentridge/


    関連イベント
    ウィリアム・ケントリッジ「宿命からの逃走——『時間の抵抗』について」

    講師:ウィリアム・ケントリッジ
    日時:2月22日(土)13時~15時
    会場:先斗町歌舞練場 京都市中京区橋下町130(先斗町三条下ル)
    言語:英語(日本語逐次通訳あり)
    定員:350名
    入場料:無料(申込不要)