弊誌12月15日発売号の浮世絵特集でも紹介しましたが、2014年は浮世絵イヤー。大規模な展覧会と面白い企画展が目白押しです。太田記念美術館で開催される企画展『葛飾応為 「吉原格子先之図」 -光と影の美』もそのひとつ。名高い浮世絵師、葛飾北斎の娘である応為(おうい)は美術愛好家の評価は高いものの、現在確認されている作品数が極めて少なく、この展覧会は貴重な鑑賞の機会となっています。暗闇のなかに浮かび上がる遊女と遊客たちの姿を幻想的に描いた名作 『吉原格子先之図』を是非鑑賞ください。また、応為だけでなく、陰影表現を巧みに用いた他の浮世絵師たちの作品も併せて展示。光と影の織りなす美しい江戸の情緒に浸れます。(Pen編集部)
『葛飾応為 「吉原格子先之図」 -光と影の美』
2014年2月1日~2月26日
太田記念美術館
東京都渋谷区神宮前1-10-10
TEL:03-5777-8600
開館時間:10時30分~17時30分(入館は閉館30分前まで)
休館日:月
料金:一般¥700
www.ukiyoe-ota-muse.jp