写真家・太田好治さんの作品展『interstice / 2』が、恵比寿のアート系洋書店「POST」で12月21日から開かれます。

「interstice（インタースタス）」とは「隙間」の意。今回の展示は、2012 年に開催した『interstice』展に続くものです。前回は、ピクセルによって表現されるノイズやストライプが写された抽象的な作品『noise』を発表。写真のもつ「現実を写す」という機能から解放された、鑑賞者の心象に応えるかたちでリアリティを写し出す作品を提示しました。

今回の展覧会では、『noise』の新作と、それに続くシリーズとして、月を被写体にした『moon』を発表。また、この展覧会に合わせ、写真集『interstice』を出版し、会場にて先行販売します。

太田さんは1980年宮城県生まれで、主に音楽媒体や映画、ファッション、広告の分野で活躍中。映画『ソラニン』や『告白』、『悪人』、『GANTZ』などの印象に残るポスタービジュアルを手がけていますが、この作品展ではより抽象性の高い自らの作品を展示しています。ぜひご覧ください。（Pen編集部）