世界で活動する彫刻家カイディン モニック ル=ウエラーの展覧会『Jeux de mains メゾンを紡ぎだす手』が、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで10月6日まで開かれています。
カイディンは、手をモチーフとした作品を制作することで、手工業を守り、その価値を高めていくことの大切さを表現しています。今回の展覧会では、シャネルのクリエーションを卓越した手仕事で形づくり、支えている職人「クチュリエ」の手の彫刻10数点が展示されます。
彫刻作品はカイディン自身がシャネルのアトリエを多数訪問し、メティエダールやオートクチュール、バッグ、ジュエリー、香水の瓶などの制作の過程を目にしながら、職人たちの手の型をとり、つくられたもの。フランス人の父とベトナム人の母をもつカイディンは10代からアフリカで創作活動を行っており、現在の拠点もコートジボワール。
ブロンズ、大理石、木、真鍮、ガラスなどさまざまな素材を用いた作品で知られ、ヨーロッパ、アフリカ、日本で展覧会を開催しています。シャネル銀座へお出かけの際は、シャネルのものづくりの精神を伝えるこの展覧会へもぜひ。(Pen編集部)
カイディン モニック ル=ウエラー展覧会
『Jeux de mains メゾンを紡ぎだす手』
シャネル・ネクサス・ホール
会期:9月10日~10月6日
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
開場時間:12時~20時
入場無料、無休
問い合わせ先/シャネル・ネクサス・ホール事務局 TEL: 03-3779-4001
www.chanel-ginza.com