「何をやってんだ、私は(笑)」と俯瞰した視点で、
すべてを笑いのネタにします。

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    26鳥居みゆき芸人

    「何をやってんだ、私は(笑)」と俯瞰した視点で、
    すべてを笑いのネタにします。

    各界で活躍する方々に、それぞれのオンとオフ、よい時間の過ごし方などについて聞く連載「MY Relax Time」。第26回はお笑い芸人、女優としてTVや映画、舞台などで活躍する一方、小説家や絵本作家として本を出版するなど、マルチに表現活動を行っている鳥居みゆきさん。10月21日の「とにい(とりい)の日」には、YouTubeチャンネル「鳥居みゆき地獄」も開設しました。

    写真:殿村誠士 構成:和田達彦

    鳥居みゆき(とりいみゆき)●1981年、秋田県生まれ。2007年、Gyaoの『カンニングの恋愛中毒』でブレイクし、数々のお笑い番組に出演。また主演を務めたドラマ『臨死!!江古田ちゃん』(日本テレビ)をはじめ女優としても活躍。著書に小説『夜にはずっと深い夜を』、『余った傘はありません』(共に幻冬舎)、絵本『やねの上の乳歯ちゃん』(文響社)。趣味は般若心経、被害妄想、利きティッシュ、クレイアニメ。特技はポンピングブレーキ。

    ドラマによく出るようになったのは、いまのマネージャーがそちら方面にツテがあるからですね。ほとんどはゾンビ役とか死体役で、人間の役は年に1回ぐらいですが(笑)。小説や絵本は、いつもとは違う脳みそを使うので面白いし、「何を真面目ぶって書いてんだよ私は」って、自分を俯瞰で見るのも楽しい。いずれにしても、こうやって後でネタにできるような面白さがないと嫌ですね。仕事の軸となるのはやっぱりお笑いで、「狂宴封鎖的世界」と名付けた単独ライブ。生と死を共通のテーマにしつつ、時事ネタを盛り込むので、いつも3~4カ月前ぐらいに一気にネタを書きます。今年の春にやるはずだったライブはコロナの影響で延期が重なってしまいましたが、寝かせてしまうとネタのニュアンスが変わってしまうのでまたつくり直しですね。

    私はオンとオフの区別がなくて、「休みだからこれをする」といったものはないですね。よく「趣味をもつといい」と言われますが、私は何かにハマるとすべてがその世界になっちゃうんです。たとえばゲームなら、『スプラトゥーン』をしている時は街を歩いていても「あの壁塗れるな」とか思っちゃうし、パズルゲームにハマっていたころはテレビの天気予報の晴れ・曇り・雨のマスがパズルに見えちゃって(笑)。ハマりすぎはよくないから、そういう場合は「じらし」を使います。スマホゲームならあえて充電の残りが24%とかの状態で始める。またパチンコにもよく行くのですが、わざと夜の8時から出かけたり、目的の店がある駅のひと駅前で電車を降りて歩いて行ったりして、際限なくパチンコが打てないようにしています。

    私にとってたばこは大切な存在です。手と口に何かあると落ち着くんです。一時期、たばこの代わりに吹くとピロ~っと伸びるおもちゃをくわえていたこともありますが、あんまり吹きすぎて戻んなくなっちゃった(笑)。手で巻き直しながら「何やってんだろう」と我に返って、それはやめました。たばこのよい点は、無理にコミュニケーションを取らなくても成立するところ。喫煙所では、ひとりの世界に浸りたければそれでいいし、しゃべりたければしゃべってもいいという空気があって、それが心地いい。ただ喫煙所があっても、近くに子どもがいる時は吸わないようにしています。そこにいる全員が気持ちよく過ごせないと、吸える場所がますます減っていってしまいますからね。

    鳥居みゆき公式YouTubeチャンネル「鳥居みゆき地獄」

    https://www.youtube.com/channel/UCtEES6WnpEct4HgKJ14ih-w

    問い合わせ先/JT

    www.jti.co.jp