毎日でも掃除したくなる、 画期的なシステムクリーナー「エヴォパワーシステム」

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    青野 豊・写真photographs by Yutaka Aono

    毎日でも掃除したくなる、 画期的なシステムクリーナー「エヴォパワーシステム」

    新開発の「ブラシレスパワーフィン」で驚くほどスムーズに進みながらゴミを吸収できる。¥49,500(税込)

    全米ナンバー1のフロアケアブランドであるシャークが、ボタンひとつでパイプが曲がるユニークなコードレスクリーナー「エヴォフレックス」を引っ提げて上陸したのは2年前の夏のことだった。その翌月にはパワフルながらインテリア性の高い新機軸のハンディクリーナー「エヴォパワー」を発売し、あっという間にハンディクリーナー界のトップスターに躍り出た。そんなシャークの次なる一手が、日本の掃除ニーズをとことん研究し、日本専用に開発したシステムクリーナー「エヴォパワーシステム」だ。

    汚れが気になった時にサッと取り出し、手軽に使えると支持を得たハンディタイプのエヴォパワーの魅力を主軸に備えつつ、格段にパワーをアップ。床はもちろん家具の上など家中どこでも掃除できるアクセサリーを揃える。カーペットなど住居のあらゆる床に対応する、写真の「CS401J」に加え、フローリング専用モデル「CS200J」も仲間入り。ロイヤルブルーやルビーレッドなど、マットで高級感のある色が印象的な、スリムで美しいコードレススティッククリーナーだ。

    マルチフロア対応のヘッドには新開発のブラシレスパワーフィンを採用。絡まりがちな髪の毛やペットの毛が絡みつくこともなく、ストレスフリーに進んでいける。使用時のバランスと床への密着感を高めるためにあえてヘッド部分を重くしている(とはいえ、スティックで1.9kg、ハンディで0.9kgという軽さだが)という点も、掃除力の高さを重視していることがうかがえて潔い。

    予備バッテリーの充電ドックにもなるスタンドには、レイアウトに合わせて左右どちらにもアクセサリードックが連結できるようになっている。場所を取るスタンドが多い中で奥行きがスリムですっきりしているのが好ましい。ハンディで使う時も、ブラシ付き隙間用ノズルや布団用ノズルなど、用途に応じたアクセサリーを付ける際にも、着脱がワンアクションで済みとてもスマート。掃除機のゴミ捨ては面倒なことのひとつだが、ハンディの状態でボタンをスライドさせれば蓋がパカッと開いてゴミが落ちるという仕組みのため、片手で処理できるのも便利だ。

    ワンルームやフローリングだけの住まいなら、今回、写真では紹介できなかった件のフローリング専用モデルを選びたい。驚きの軽さに加え、空気の流れと床面との密着性を追求したヘッドが大小さまざまなゴミを逃すことなく吸い込む。薄いヘッドは家具の下へ楽々と入り込み、掃除が楽しくなること請け合いだ。

    家にいる時間が増えたニューノーマルな暮らしの中、こんな“毎日掃除したくなる”ような掃除機こそ、待ち望んでいた一台といえるのではないだろうか。

    スティック部分を外せばあっという間にハンディクリーナーに早変わり。面倒なゴミ捨てもワンタッチで行える。

    神原サリー
    新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と積極的な取材をもとに、独自の視点で情報を発信している。2016年、広尾に「家電アトリエ」を開設。テレビ出演や執筆、コンサルティングなど幅広く活躍中。
    ※Pen本誌より転載