「本質を感じる知への旅」第五回は、小淵沢アートヴィレッジが舞台。ホテル、美術館などが複合したフィールド、その奇抜な建築や空間性を紹介しながら、オデッセイのエクステリア、インテリアが感性を刺激する理由を紐解きます。

時間を気にせずに、好きな時に好きな場所へ出発できるのが自動車旅行のいいところ。そしてインターネットが普及したいま、実際にハンドルを握って移動を楽しみ、感性を刺激するものと出会う“リアルな体験”こそが、真の贅沢だと考えられます。今回は、ホンダ・オデッセイで山梨県北杜市の小淵沢アートヴィレッジを訪ねました。
ホテルや美術館の造形と通底する、オデッセイのデザイン。


ホテルキーフォレスト北杜は、東京藝術大学の教授も務めた建築家、北川原温が設計したものです。見る者を驚かせるチャレンジングな意匠は、この地が縄文文化発祥の地であることから着想を得たと言います。縄文人の目線で、小淵沢の自然がもつプリミティブな生命力を造形として表現したのが、この建築なのです。
一方、全6室の客室は、尖った印象の外観とは一変、温かい雰囲気で迎えてくれます。それぞれの部屋は「湧き水」「肥沃な土地」「繁茂する植物」「明るい陽光」「澄んだ空気」「壮大な山々」がモチーフとなっており、そこにアンティークのインテリアが組み合わされます。部屋の中では、時間がゆっくりと流れているように感じます。


All Keith Haring Artworks © The Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection
1980年代のニューヨークのアート・シーンを席巻し、わずか31歳で夭逝したキース・ヘリング。小淵沢アートヴィレッジにある中村キース・ヘリング美術館は、キース・ヘリングの作品を展示する世界で初めてのプライベート美術館で、中村和男氏が収集したヘリングの資料を含む約300点が収蔵されています。
中村キース・ヘリング美術館はJIA日本建築大賞とアメリカ建築家協会JAPANデザイン賞を受賞。2015年に増改築されると、大地の力を感じさせる、さらにパワフルな建築物となりました。

たとえば、オデッセイのフォルムがひときわ個性的なのは、空間を広くするために、天井を高くするのと同時にフロアを低くするという、ホンダ独自の発想が深化しているからです。乗員に快適に過ごしてもらいたいという考えが、この造形にも表れています。そんな創造力豊かなデザインと居心地のいい空間を生む工夫は、驚きの外観と安らぎの空間を併せもつホテルキーフォレスト北杜や中村キース・ヘリング美術館の造形、空間の設計にも通じるものかもしれません。
オデッセイと、小淵沢アートヴィレッジの共通性とは? Honda NEW オデッセイの魅力とは?詳しくはHonda NEW オデッセイスペシャルサイトにて。
<ホテル情報>
ホテルキーフォレスト北杜
住所:山梨県北杜市小淵沢町 10248-16
TEL:0551-36-8755
全6室
チェックイン15時、チェックアウト11時
¥24,200〜 ※1室2名ご利用時のお一人様の価格(税込)。価格はシーズンにより変動します。
<美術館情報>
中村キース・ヘリング美術館
住所:山梨県北杜市小淵沢町10249-7
開館時間:9時〜17時
定期休館日なし(ただし冬季は休館)