2018年に日本に上陸したカリフォルニア・サンタバーバラ生まれのオーディオメーカー「ソノス(Sonos)」。スタイリッシュなデザインと手軽な操作性、そして音のクオリティの高さが話題を呼んでいます。日常を刺激するラインアップを、シンガーの野宮真貴さんと体験してみましょう。
ピチカート・ファイヴの3代目ボーカリストとしても知られるシンガー・野宮真貴さん。上写真で彼女が座っている椅子はミッドセンチュリー時代に人気だった家具。そして空間をクリーンに演出している3台のスピーカーが、カリフォルニア・サンタバーバラのオーディオメーカー「ソノス(Sonos)」のプロダクトです。野宮さん好みのレトロなインテリアにも馴染むソノスは、音質も音楽プロデューサーなどプロのつくり手の意図を深く追求したこだわりのメーカー。2018年に日本初上陸した時、最初に販売された店がセレクトショップの「ビームス」でした。その後にパリの音楽レーベルをルーツにもつ「メゾン キツネ」の店舗にも設置されるなど、ハイセンスな人々の心をつかんでいます。
ソノスが展開するのは、プロダクト同士をWi-Fiでリンクさせ、スマホのアプリで管理するホームサウンドシステム。ワイヤレスで家の中のどこの部屋にも置けるソノスは、音楽の楽しみを広げます。誰でも簡単にアプリでセッティングでき、マイクを搭載したプロダクトはダイレクトに音声コントロールが可能。iPhoneといったアップル製品のワイヤレス接続の独自規格であるAirPlay 2にも対応しているのです。他にない圧倒的な手軽さと、音楽のある上質なライフスタイルを掲げるソノスのラインアップを、野宮さんと一緒に見ていきましょう。
深い音を手軽に流せる、アイコニックな「ソノス ワン」
まずご紹介するのが、小型のボックススピーカー「ソノス ワン(Sonos One)」。アマゾン アレクサ(※)を搭載した、音声認識するスマートスピーカーです。電源はバッテリー式でなくコード式で、部屋の中に据え置きする使い方が基本。湿気に強く設計されており、洗面所や脱衣所にも置けます。本体周囲に熱がこもらないため、本棚に置くような使い方も楽しめるでしょう。
スマホなどでAndroid、iOSの専用アプリ「Sonosコントローラ」をダウンロードし、表示されるアプリの指示に従うだけで簡単にセッティングが完了します。外部入力端子はないので、スピーカーで音楽を流すのにネット環境は必須です。
自宅でソノス ワンを試した野宮さんが初期設定の手軽さを語りました。
「機械が苦手な私でも簡単にWi-Fi接続できました。自分でアプリをダウンロードして一通りやってみたんです。スマホを振りながらスピーカーを置いた部屋の空間を認識させるセッティングが面白かった!」
置く部屋にジャストフィットする音の流し方を調整するため、スマホを上下にゆっくり振りながらスピーカーが置かれている空間全体を歩いてチューニングするTrueplay機能を使用します。このプロセスにより、モノラルスピーカーでも、その部屋に最適な豊かに広がる音場を生み出します。
「小さなサイズからは予想外の深い音が出るんです。音楽って空気をカラフルに変える力があるからとても大切。私はこんなコンパクトなスピーカーは、家事をする時にBGMとして使いたいな」
手がふさがる家事の時に役立つのが、6個のマイクを搭載した音声認識機能です。スピーカーに搭載されたアマゾン アレクサ(※)に話しかけ、曲選びから再生・停止などができます。リンクさせた家電のリモコン操作を音声で行えるのも、スマートスピーカーならではの便利機能です。
さらに、マイク機能を省いたソノス ワンシリーズの実質的な廉価モデル「ソノス ワン SL(Sonos One SL)」も9月に発表されたばかり。日本では今年10月から21800円(税抜)で販売が開始される予定です。
映画好きにぴったりな、テレビ向けのプロダクトも。
上写真のプロダクトは、テレビ用のコンパクトなサウンドバー、「ソノス ビーム(Sonos Beam)」。テレビのHDMI ARC端子にケーブル接続すれば、テレビのリモコンと自動的にペアリングされます。ウーファーとツイーターで構成されたスピーカー部とマイクを装備したこのプロダクトも、Wi-Fiにつなげてアマゾン アレクサ(※)で音声コントロールできます。テレビの音声だけでなくストリーミングなどの音楽を流すことも可能です。
家の中のデジタル環境における、音楽・音声再生の多様なスタイルに対応しているソノス。プロダクト同士を組み合わせた拡張性に優れ、家中のオーディオを同メーカーで揃えれば個々の特性がさらに引き出されます。たとえば、キッチンにスピーカーを置いてリビングのテレビ音声とリンクさせれば、離れていても同じ音声を聴き続けられます。同居する家族とのコミュニケーションも進展する、新しい暮らしが広がります。
「家の中の部屋ごとの音楽を自分のスマホでコントロールできたらいいですよね。子どもと親の部屋で異なる音楽を流したり」
野宮さんはそんな想像も膨らませてくれました。実はそれもできるんです! スマホのアプリ画面にリンクさせたプロダクトが一覧表示されるので、個別に操作すればOK。さらに野宮さんは、ソノスでシステムを組んで映画鑑賞ができることにも興味津々です。
「小型スピーカーのソノス ワンを利用してサラウンド空間をつくれると知り、トライしてみたくなりました。家はまだホームシアターにしていませんが、家族全員が映画好きですから」
テレビ用のソノス ビームをメインスピーカーとして、左右の後ろ側にソノス ワンを2台置き、さらに低音を強調するウーファーの「ソノス サブ(Sonos Sub)」(下写真)を追加すれば、映画館のように立体的で迫力のある5.1chサラウンドサウンドを生み出せます。プロダクトを買い足しながら、時間をかけて室内空間を豊かにしていくのも一興でしょう。
音の楽しみ方がさらに広がる、納得のラインアップ
ここではソノスが展開する他の3つのプロダクトをご紹介します。
まず上写真の「ソノス プレイ5(Sonos Play:5)」は、ソノス製品の中で最も大音量で音楽を鳴らせるホームスピーカー。縦横どちらでもセットでき、横に置くとステレオに、縦に置くとモノラルになる切り替え設計です。2台用意して一般のオーディオのように距離を離して縦置き設置すれば、さらに広がりのあるステレオ空間に。これもWi-Fi接続式で、アップルのAirPlay 2にも対応。オーディオライン入力の端子も装備されています。
35kgまでのスタンド付きテレビの下に、テレビ台のように設置できるユニークなテレビ用スピーカー「ソノス プレイベース(Sonos Playbase)」。テレビとは光ケーブルで接続し、音楽のストリーミングやアップル製品のAirPlay 2はWi-Fiにつないで利用します。ただしサウンドバーのソノス ビームと異なりアマゾン アレクサ(※)は非搭載なため、音声操作するには別途スマートスピーカーを用意してリンクさせましょう。
CDプレイヤー、アナログレコードプレイヤー、テレビなどとケーブル接続して音質を豊かに格上げするデジタルアンプ「ソノス アンプ(Sonos Amp)」。デジタル入力はHDMI ARCで行い、アナログ入力はRCAで。本体の操作はタッチセンサーやWi-Fi接続により「Sonos コントローラ」をはじめ各社の音楽配信サービスのアプリから直接操作できます。家の中のオーディオの音質がクラスアップする、一台用意しておきたいアンプです。
※Googleアシスタントも2020年初旬に展開予定
問い合わせ先/Sonos Japan
TEL:0120-635-220
www.sonos.com