日本橋髙島屋S.C.に3月5日にオープンする「ギャラリー ル シック」。30以上もの本格的なものづくりを手がけるブランドが集結し、バッグから革小物、フレグランス、さらには爪楊枝まで揃えます。ここではそんなブランドのアイテムをテーマごとに紹介。眺めてみれば、理想の暮らしが見えてきそうです。

日本橋髙島屋S.C.本館2階に新設された「ギャラリー ル シック」。コンセプトは、“ライフスタイルデザインショップ”です。本物志向の男性に向け、国内外の老舗から新鋭まで、選りすぐりのブランドからセレクトされたアイテムが用意されています。英国王室御用達のグルーミングアイテムに、異国間のタッグで生まれたガジェットデザインブランドによるスマホ充電器と多岐にわたるセレクト。日本橋髙島屋にラグジュアリー雑貨専門の売り場が登場するのは実に10数年ぶりということもあり、そのラインアップに期待が高まります。さっそくセレクトされたアイテムを見てみましょう。
クラシックなつくりに、独自のディテールが光るバッグとハット

着こなしが軽快になるこれからの季節。持ったり被ったりといった所作の中で視線が注がれやすい、バッグやハットといった小物が、着ている服以上に自分らしさを印象づけてくれることも。
「ギャラリー ル シック」で出合える「アトリエ ルナール」のオーダーメイドバッグは、その有力候補といえるかもしれません。1930年にパリで創業したこの歴史ある革製品工房が手がけるレザー製品は、選び抜かれた革自体の品質がきわめて高いのは言わずもがな。均一かつ美しいステッチひとつとっても既製品では決して体験できない味わいを楽しませてくれます。ギャラリー ル シックでは、オンオフに映えるデザインのバッグのパターンオーダーが可能で、表面とライニングの革の色に変化をつけるといったパーソナライズを楽しめるところも魅力です。
個性の演出という意味では、「ニック フーケ」のハットも特別な魅力を放っています。ロサンゼルスのヴェニスビーチにほど近い街にブティック兼工房を構えたこのカスタムハットメーカーは、その型にとらわれない独創的な帽子づくりに力を入れています。鮮やかな色で引かれたラインなど、ちりばめられたチャーミングなディテールに加え、ハンドメイドゆえの個体差があるのでいくつも蒐集したくなってしまう人も少なくないようです。もちろん帽子自体の仕立てはアメリカのクラシカルな製法に徹していて、クオリティの高さは折り紙付きです。



日常を楽しませる、さりげない小物。

腕時計にこだわり始めると、手元のお洒落に気づき、ブレスレットなどのアクセサリーに興味が湧いてくることもあります。また、社交の場で取り出す名刺入れのセンスがよければ、会話が弾むきっかけになるかもしれません。このように小物は、日常にちょっとした楽しみをもたらしてくれます。
「ギャラリー ル シック」が提案するブレスレットは、職人の手作業によるジュエリー制作にこだわる国内ブランド「ハム」や、フランスで80年以上もの歴史をもつジュエラー「フレッド」など。「ハム」の定番であるチェーンブレスレットのシリーズは、武骨さを感じさせるシルバーチェーンに、繊細な色みのゴールドを組み合わせて品よく仕上げられています。ヨットのシャックルに着想を得た「フレッド」の、ブランドを象徴する「フォース10」は、ヨットのケーブルをより合わせ、両端をシャックルに取り付けることで生まれたもの。手元に個性的なスパイスを効かせるには絶好のアイテムといえるでしょう。
名刺入れは、バッグでも紹介した「アトリエ ルナール」が注目株です。名刺入れとカードケースのふたつがセットになっていて、双方を組み合わせて使えます。バイカラーで、チラリとのぞくブルーやレッドも目を惹くところです。



暮らしに高揚感を与える、憧れのグルーミング用品。

身につけるものと同じように大切なのが、身だしなみ。気持ちをリセットする意味でもグルーミングは欠かせないものです。爽やかな香りにスタイリッシュなデザイン、天然由来のものなどが、暮らしを彩ります。
英国紳士が使っている石鹸と同じものがあったら、バスタイムが待ち遠しくなるはず。1790年創業の「ディー・アール・ハリス」は、英国王室御用達のブランド。「ギャラリー ル シック」では、ロンドンのセントジェームス通りにある本店でしか販売されていない、ロープ付のソープを購入できます。特別感もひとしおです。
また、老舗だけでなく新進気鋭のブランドも揃います。フレグランスは、NYのブルックリンで話題の「ディーエス&ダーガ」がお薦め。ミュージシャンのディーエスと建築家のダーガが始めたこのブランドでは、理髪店の火事の香りを表現した「バーニング・バーバーショップ」など、個性的な香りが気になります。ブランドロゴが見えるよう切り取られた、スクエアな印象のパッケージも高感度。



粋な計らいを感じる、気の利いたギフト

「ギャラリー ル シック」は、ギフト選びにおいても強い味方になってくれそうです。思わず人に薦めたくなってしまう、遊び心あるアイテムの数々。
イギリス人とフランス人がタッグを組んで立ち上げたガジェットアクセサリーブランド「ネイティブユニオン」のアイテムを見てみましょう。「ギャラリー ル シック」ではiPhoneのワイヤレス充電器やケーブルをセレクトしています。この手の周辺機器は、デザイン的に優れたものがあまり出回っていないため、男心をくすぐるメカのような意匠は待ち望んでいたもの。
食後のエチケットである爪楊枝も、カナダ発の「ダネソン」が極上の贅沢品を手がけました。北米産の白樺に、シナモンやミントなど多彩なフレーバーを染み込ませています。セットで贈って日替わりで香りを楽しんでもらうのも粋な計らいかもしれません。
「ギャラリー ル シック」には、今回紹介したものの他にも、本格派を唸らせるアイテムが数多くあります。実際に足を運んで、気になる商品を手に取ってみてください。つくりのよさを体感できるはずです。



ギャラリー ル シック
東京都中央区日本橋2-4−1 日本橋髙島屋S.C.本館 2階
TEL:03-3211-4111
営業時間:10時30分〜19時30分
※営業時間は変更になる場合があります
不定休
www.takashimaya.co.jp
インスタグラムアカウント:galerielechic_takashimaya