最先端の電子技術を洗練された造形美で表現するカシオの「オシアナス」に、180年もの伝統を誇る江戸切子のブルー・ベゼルを備えた限定モデルが再び登場しました。
カシオは先進的で独創的なハイテクウォッチによって新時代を拓く一方で、日本のさまざまな伝統工芸とコラボした特別モデルを発表してきました。
今年は「オシアナス・マンタ」のベゼルに江戸切子をアレンジ。スイスで3月に開催された国際時計宝飾展示会のバーゼルワールドでデビューしましたが、世界限定1500本がたちまち完売。この高い人気を追い風として、第2弾の限定モデルが登場しました。
高硬度のベゼルを、手作業でカットしていく。
江戸切子は、その名称が示すように江戸時代末期に誕生。およそ180年にもおよぶ歴史をもつガラスの彫刻技法です。この第2弾では、江戸切子を前面に押し出すスタイルではなく、あくまでも時計の佇まいに調和したシンプルかつ繊細な直線文様の「千筋」を採用。これを不連続なパターンでカッティングし、さらにベゼルの上半分を深いブルー、下半分をブラックに着色しました。まだ明るさを残す夕暮れ時の東京の空と、すっかり暗くなった街並みをイメージしたといいます。洗練された造形美を追求してきた「オシアナス」にふさわしい、絶妙のセンスといえるでしょう。
ただし、江戸切子が素材としてきたのは硬度の低いガラスですが、「オシアナス」のベゼルリングは風防と同じサファイアクリスタル。ダイヤモンドに次ぐ高い硬度にもかかわらず、手作業で33カ所を彫り込んでいます。このため、摩耗した切削用ホイールを復元する「目立て」を頻繁に行うなど、途方もない手間と時間が費やされているのです。
現代的・都会的な切子を、ブルー&ブラックで装う。
「オシアナス・マンタOCW-S4000D-1AJF」では、もともとは透明なサファイアクリスタルのカット面を際立たせるため、ベゼルの裏側からシルバーの蒸着を施し、その後でベゼルを2色に着色しています。こうした複雑なプロセスを経ることで、ビジネススーツにも似合うエレガントでスタイリッシュな雰囲気が醸成されているのです。
ちなみに「オシアナス」は2004年に世界初のフルメタル電波ソーラーとして誕生しました。このモデルは世界6局の標準時刻電波を自動受信し、Bluetooth®を搭載することでスマホと連動する最新型エンジンを備えています。最先端の高機能に加えて、「すべての技術進化はエレガンスの追求のために」を理念とするコレクションになっています。「オシアナス・マンタOCW-S4000D-1AJF」は、こうした革新性と、江戸切子の芸術性豊かな伝統という、ふたつの日本の誇りが融合した希少な特別モデルです。
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