本物の価値を知る元サッカー日本代表・中田浩二が、「フェリージ」のバッグの魅力を語る。

  • 写真、ムービー: 森山将人(mili)
  • 文:佐野慎悟
  • ムービー:bueno
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洗練されたデザインと確かな機能性が融合した、「フェリージ」のバッグコレクション。その新作コレクションを、元サッカー日本代表の中田浩二さんに体感してもらい、ビジネスマンとして、二児の父としての理想のバッグについて語ってもらいました。

2wayバッグ「17/58/DS+NK」(W33×H37×D14㎝)¥105,840/フェリージ(フェリージ 青山店 TEL:03-3498-6912)

現役時代は日本代表としてのみならず、フランスやスイスの強豪チームでもスタメンに名を連ね、常に世界を相手に最高のパフォーマンスを披露してきた中田浩二さん。新しいものと古いものが混在し、さまざまなカルチャーが交錯する海外での経験から学んだ、もの選びのポイントについて聞きました。テレビ出演から、会議室でのミーティング、サッカー教室、スタジアムまでと幅広いフィールドを駆け抜ける中田さんにとって、ライフスタイルに寄り添うバッグの条件とはどのようなものでしょうか?

シーンの垣根を越える、スマートな2wayバッグ

現役を引退後、鹿島アントラーズのクラブ・リレーションズ・オフィサー(C.R.O)として、クラブ運営における対外的なビジネスをはじめ、テレビやトークショーに出演するなど幅広いフィールドで活躍している中田浩二さん。私生活では2児の父として、現役の時とはまったく違ったライフスタイルを送っているそうです。

「子どもがいると、両手を自由に使えるバックパックがいちばん便利。この2wayバッグは外側のフラップポケットの裏に隠れたスリットポケットもあるので、すぐに取り出したいミニタオルなんかを入れておくのにちょうどいいですよね」と中田さん。

「いまの仕事は行政やスポンサーとの会議もあれば、テレビでの解説、サッカー教室、トークショーと、一日の中でも現場の雰囲気が目まぐるしく変わります。だから、どんなシーンにも対応してくれるバッグがひとつあると、仕事も移動もスムーズにこなせます。このバッグはマチ幅がしっかりあって、開口部も非常に大きく開くので、ユニフォームやスパイクなんかを入れても余裕がありそうです。ナイロン素材を使った少しカジュアルなデザインですが、ブラックの色味が引き締まった印象で使いやすいですね」

縦長のトートバッグとバックパックの2通りの使い方ができるこの2wayバッグは、中田さんのようなアクティブな日常をしっかりとカバーしてくれます。バックパックのショルダーストラップは背面のポケットに収納できて、すっきりとした見た目がビジネスシーンにも最適な佇まい。ボディは耐久性のある高密度ナイロンをベースに、トップ、底面、トートバッグ用のストラップにはそれぞれ上質なバケッタレザーが採用されています。

「軽量でやわらかくて、しかも高級感のある上品な見た目がかっこいいですよね」

「昔はブランドの名前やデザインを重視して物を選んでいましたが、海外生活を経験して、子どもができて、現役を引退して、徐々に機能や使いやすさ、そして自分のライフスタイルにいちばん合うものを選ぶようになりました。その点、フェリージはデザインも洗練されているし、ブランドっぽさとか、使いやすさとか、すごくバランスがいいと思います。細かいところまで徹底してつくり込まれている感じも、見ているだけで感心させられます」

底面に施された鋲からも、「フェリージ」のていねいなモノづくりの姿勢が伺えます。

左から、リュックサック「15/54/DS+NK」(W32×H39×D13㎝)¥84,240、ボストンバッグ「1713/DS+NK」(W43×H30×D15㎝)¥99,360、2wayバッグ「17/58/DS+NK」(W33×H37×D14㎝)¥105,840/すべてフェリージ(フェリージ 青山店 TEL:03-3498-6912) すべてのカラー、ブラック(ナイロン)×ブラック(バケッタレザー)

2012年秋冬から継承される“ソリーゾ”シリーズは、高密度ナイロンとバケッタレザーを組み合わせた、ビジネスからカジュアルシーンまで幅広く対応するコレクションです。半円形のフラップトップに施されたジップのかたちから、イタリア語で“笑顔”を意味する遊び心あふれるシリーズ名が付けられています。上の写真の向かって左は一番カジュアルなリュックサック、中央はビジネス向けのボストンバッグ、右はちょうど前者2タイプの中間に位置するデザインで、2017年秋冬に加わった新モデル。中田さんもお気に入りの2wayバッグです。

堅苦しくならない、“ちょうどいい”エレガンス

「最近は現役の頃と比べると、スーツを着て過ごすことが格段に多くなりました。それでもまだバックパックかクラッチバッグしか持っていないので、書類やPCなどを入れるちゃんとしたブリーフケースが欲しいと思っていたところです。スーツを着てこういうバッグを持つと気持ちが引き締まりますよね。現役の時も移動の際はスーツを着ていましたが、スーツは全員スポンサーから提供されたものを着るので、個性を出せるところはバッグ、靴、時計ぐらいでした。海外経験のある選手は特にイタリア製のいいレザーのバッグを使ったり、スイス製の時計を使ったり、その辺はみんな気にしていましたよ」

「一般的なブリーフケースと違って、仰々しくない感じもいいですよね。ロゴが主張しすぎることもないし、かといって、なかったら素っ気ないし、金具のエレガントなしつらえも含めて、本当にちょうどいいところを計算してつくられているように感じます。それと色味も黒だと堅苦しくなりすぎるから、このぐらいのダークネイビーだと僕みたいな初心者でも使いやすいですね。ほら、ちゃんと仕事ができそうに見えるでしょ?(笑)」

雌牛のショルダー部分の皮だけを用いて、伝統的な製法で一カ月以上かけてつくられる、希少なバケッタレザーを贅沢に使用したブリーフケース。天然植物由来の成分を使ったベジタブルタンニン鞣しによる、キメの細かいナチュラルな風合いが魅力です。

「ハンドル部分にもしっかり厚みのある革が使われていて、持った時にしっとりと手に馴染む感じが心地いいですね。そしてこの持ちやすさを考慮した台形のシェイプによって、長時間持ち歩いても疲れにくそう。ゴールドの金具使いも主張しすぎるといやらしくなりますが、こんなにスマートだからカジュアルなスーツにも合わせられそうです」

「外側も内側もエレガントな見た目だけど、非常にシンプルなデザインだから、長年使っても飽きがこなそうなところもいいですよね。肉厚のレザーが馴染んでツヤも増してくるだろうから、どんどん愛着も湧いてきそう」

ライニングにはオフホワイトのキャンバス素材が施され、外側の上品なイメージをさりげなく後押しするナチュラルなデザイン。堅牢なレザーに加えて底面にはしっかりと鋲が施されており、フロアに置いても自立するスマートな出で立ちです。

左から、ネイビーカラー(バケッタレザー)ビジネスバッグ「1839/A」(W42×H29×D12㎝)¥118,800、ブラックカラー(バケッタレザー/シュリンクレザー)トートバッグ「17/60/NK+DS」(W42×H34×D18㎝)¥108,000、ブラックカラー(バケッタレザー/シュリンクレザー)ショルダーバッグ「11/81/3/NK+DS」(W40×H43×D18㎝)¥129,600/すべてフェリージ(フェリージ 青山店 TEL:03-3498-6912)

ここ数年人気が高まっている、「フェリージ」のレザーバッグコレクション。上質なバケッタレザーのナチュラルな魅力を最大限に活かした、スマートでエレガントなデザインが特徴です。上の写真の向かって左は中田さんが使用したものと同じ堅牢なショルダーレザーを使用したブリーフケース。中央と右はバケッタレザーのシュリンク素材を用いたトートバッグとショルダーバッグで、肉厚ながらもやわらかくしっとりとした手触りが魅力です。

●問い合わせ先/フェリージ 青山店 TEL:03-3498-6912
www.felisi.net