2008年に誕生した、コム デ ギャルソンのブランド「ガンリュウ」。デザイナー丸龍文人がつくりだす、静かで、エッジィで、力強いその世界がいま、服好きのあいだで注目を集めています。いち早く知っておきたい「ガンリュウ」の2014年秋冬コレクション、そのハイライトを紹介しましょう。
ストリート×スポーティに、
チェックを着こなす。
アメカジなテイスト漂うチェックのウールシャツは、ジャケットのようなラペル(襟)をつけてシックにアレンジ。ガンリュウらしさあふれるショート丈の巻きスカートは、パンツをリメイクしたようなパターンで、左の裾にブランドロゴの刺繍あり。グレーのレギンスをあわせた着こなしは、今シーズンのトレンドでもあるスポーティさにあふれています。
フーデッドシャツ×ラップスカートで、
新しいシルエットを愉しむ。
淡いグレーのトップスは、3種類のチェックを掛けあわせたユニークなパターン。フード付きで、裾はやや長めのデザイン。胸ポケットが、半端な位置にあるのも面白い。ロング丈のラップスカートは、ウールギャバでシックな雰囲気。前ページのスカートと同様に、リメイク風のパターンとなっています。足元には、80‘sテイストのラバーソールをヌメ革にアレンジした、ジョージコックス別注のシューズを。
テイラード仕立ての
シックなワークウェア
ウールのショートジャケットは、フラップ付きのポケットや頑丈なチェーンステッチなどワークウェアのディテールを採用し、ワーク×テイラードのミックステイスト。ローゲージで甘めに編んだモヘアニットを中に着て、パンツはヒップにゆとりのあるサルエル形シルエット。ガンリュウのアイコンともいえるデザインです。
やわらかく軽やかな、
機能的ブラックジャケット
一枚仕立てのジャケットは、ウールとフリースを掛け合わせ、やわらかく軽やかな素材感。前身頃がラウンドにカットされて、シャープなフォルムに表情をプラス。袖口にはスポーツウェアによく見られるフィンガーホールがあしらわれ、ポケットもジップ付きのスリットタイプと、機能的な仕上がり。パンツはこちらもアイコニックなサルエル形シルエット。セルビッジ付きのブラックデニムをグレーになるまで加工した、手の込んだアイテムです。