米高級カスタムシャツの名門がPenのためにつくってくれた、スペシャルな仕様のボタンダウン。5月1日から、ウェブ通販「Pen SELECT」で販売されます。
厚手のオックスフォードは、まさに一生ものです。
「クラシックフィット」「スタンダードフィット」「スリムフィット」など、カスタムシャツメーカーとしてさまざまなモデルをもつインディビジュアライズド シャツですが、日本で圧倒的な人気を誇るのが、「スタンダードフィット」と呼ばれるモデルです。『Pen』との別注モデルをつくるにあたって、ベースにしたのがこのモデル。さらに着やすくするために、ウエストを約2インチ(周囲で約5インチ)広くし、襟幅を小さくし、カフスの幅も約5mm細く仕上げた、「新スタンダードフィット」ともいえるモデルです。着やすさとともに、モダンさを感じさせるデザインといえます。この、まだ世界のどこのショップにも並んでいない新しいモデルを、Penのウェブ通販「Pen SELECT」で5月1日から販売することになりました。
上段写真:アメリカ本社からサンプルのシャツが到着。従来の「スタンダードフィット」との違いなどを確かめる。
着る人に清潔感と気品をもたらす、ブルーのストライプ
Penがスペシャルなボタンダウンシャツをつくるうえで考えたのが、カジュアルはもちろんのこと、ビジネスウエアとしても十分コーディネートできるシャツです。2枚目に紹介するのが、まさにそんなシャツ。白をベースに、ブルーのストライプが入ったモデルです。日本では「ロンドンストライプ」と呼ばれることが多いのですが、インディビジュアライズド シャツでは「ベンガルストライプ」と呼ばれる素材です。平織りの「ブロード」と呼ばれる滑らかなコットン100%素材で、季節を問わず着ることができるビジネスシャツの定番的素材といえます。
上段写真:従来よりもやや小ぶりの襟。こちらは芯地を入れて襟が立ちやすく、ボタンをかけたときのロールが美しくなるように仕上げた。
「スティーブ・マックイーンは、ボタンダウンを着ても、必ずシャツをパンツにタックインしていました。そんなイメージのシャツですね」と、このシャツを輸入するメイデンカンパニーの加藤東太社長。高級ドレスシャツ・メーカーとしての長い伝統と技術を支える、インディビジュアライズド シャツの矜持が感じられる、ボタンダウンシャツといえます。
フレンチ的な香りも湛えた、美しいギンガムシャツ
ブルーの「クラシックベンガル・ストライプ」に続いて選んだのが、「ギンガムチェック」と呼ばれる格子柄です。これも素材はコットン100%のブロードで、薄手なので通年で着られる素材といえます。チェックなのでカジュアルさも醸しだしますが、最近、テレビのニュースアンカーたちもこぞって着用している人気の柄でもあります。メイデンカンパニーでインディビジュアライズド シャツを担当する甫坂浩幸さんによれば、「ここ数年、ギンガムチェックはセレクトショップでとても人気が高い柄です」。
ビジネスでの着用を考えて、柄は小さめで、色は鉄板の人気をもつネイビーを注文しました。ギンガム、とくに小さめのギンガムは、カジュアルさとともにフレンチ的な薫りを備えたお洒落な柄です。そのほかの仕様はベンガルストライプのボタンダウンシャツと同様で、ポケットを付け、仕立て映えするように襟やカフスにも芯地を入れています。若い読者が着用したときには精悍さが増すようなイメージで、キャリアを重ねた読者が身につけたときには、フレッシュさが演出できる色と柄でしょう。
上段写真:ネイビージャケットなどにマッチする、小柄のギンガム。ギンガムの由来は、マレーの縞模様を意味する「genggang」という説と、フランスの地方名である「guingamp」という説が有力。
Penのウェブ通販サイト「Pen SELECT」にて、今回の記事で紹介している「インディビジュアライズド シャツ」の別注モデルを販売します。数に限りがあるので(特にホワイトが品薄!)、お早めにご購入ください。
Pen SELECT:http://pen-select.jp/