特徴的な燃料タンクやバーエンドミラー! トライアンフの名車「スピードツイン」が、ニューモデルとして復活。

文:サトータケシ

1937年に発表されたトライアンフの「スピードツイン」は、モーターサイクルの歴史を変えたエポックメイキングなモデルです。単気筒エンジンが主流だった当時、同社初の2気筒(ツイン)エンジンを搭載し、最高時速150kmというパフォーマンスで人々を驚かせました。大げさに言えば、簡便な移動の道具だったモーターサイクルを、走る喜びを与えてくれるカッコいい乗り物に引き上げたのがスピードツインでした。 性能面だけでなく、トライアンフのモーターサイクルは見る者の心を震わせるデザインにも特徴がありました。その証拠に、映画『大脱走』ではスティーブ・マックイーンが、映画『乱暴者(あばれもの)』ではマーロン・...

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