パテック フィリップから新開発の手巻きムーブメントを搭載した「カラトラバ」と、革新的な永久カレンダーが登場

文:笠木恵司

1932年に発表されたパテック フィリップの「カラトラバ」は、現代に至る丸型腕時計の原点といわれる。バウハウス運動が提唱した「機能がフォルムを決定する」に基づくミニマルなスタイルは、多彩なバリエーションに発展。世界最高峰の時計づくりを貫くパテック フィリップの基幹コレクションを構成してきた。その中でも、ベゼルに「クルー・ド・パリ」またはホブネイルパターンと呼ばれる特徴的なギョーシェ装飾を施したシリーズがリニューアル。新開発の手巻きムーブメントも搭載した「6119」モデルとしてデビューした。 新作は1985年から20年以上にわたって製作された伝説的な「3919」をベースとしているが、ケ...

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